2 野に咲く名無し@転載禁止 2025/01/09 (木) 15:26:04.856 ID:ITyB7V2B8主
チューリップ商店。
農園の内外の品が取り揃えられた一大店舗だ。
もちろんシーズン品も並ぶはずなのだが…
「無い!ありません!
節分の豆がっ!」
そう、一つも並んでいないのだ。
「恵方巻きにピーナッツ。他のものはあるのに大豆だけ無いなんて。
…これはきっと、何かの陰謀です!」
「まあまあ、きっと人気商品なんだよ…」
その時、誰かが2人を覗き込む。
「チュ〜?」
宇宙人のチュリー・プラネットだ。
「あっチュリーさん、良いところに!
ここに売っていた私たちの豆、知りませんか?」
「わ、私たちて…」
「ちょうど買い物に来たところでしたチュ〜
だからわからないでチュー…」
「マジですか…それなら豆を探すしかありませんね。
しかし、どこを探せば」
「これを使ってみるでチュー」
チュリー・プラネットが指さしたのは、頭の触覚。
「このセンサーを使って、豆の場所を探るでチュ〜」
「すごい!これが宇宙のパワーってやつですか」
「……こっちでチュ!」
チュリーに連れられてやってきたのは、商店から離れた森の中。
地面に豆が散乱しているようだ。
「おお〜これこそ節分の豆ですよ!お手柄です!
でもなんでこんな場所に散らばって…?」
「ボク、昔の童話で見たことがあるよ…これは道の目印になっていて、追っていけば目的地にたどり着くとか」
辺りを見渡すと、豆が森の奥に続くように落ちているのがわかる。
「…ビンゴじゃないですか?
さっそく追ってみるとしましょう!」
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豆を追って、森の奥深くへ。
その道は地下へと続いていた。
「わぁ…」
「なんでチュか、これ〜?」
ようやくたどり着いた場所には、大勢のぷゆゆ達が集まっていた。
しかし、どのぷゆゆもサイコロと…それに豆を抱えている。
「これまさか、チンチロ場ですよね!?」
「チンチロ…?」
「サイコロを使った賭博です。恐らく、賭けに用いるために豆を買い占めたのでしょう」
「と、賭博。どうしよう、監視塔に報告した方がいいんじゃ…」
「その必要はありません」
そう言ったバクチちゃんの手には、密かに拾ってきた豆が握られていた。
「コレを資金にします。
全ての豆は私たちのものです!」
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