23 野に咲く名無し@転載禁止 2025/01/25 (土) 23:45:06.588 ID:ch-JoVVG2ItU主
ぽぽ…🥹
次 >>27
木缶木こんこははっと顔を上げ、ぽぽを見つめた。ぽぽの申し出は、彼女にとって思いがけないものだった。しかし、それは同時に、彼女の心に新たな希望を灯すものでもあった。
"ぽ、ぽぽ…本当に、いいの?"
木缶木こんこはあまりの驚きに、声が震えていた。ぽぽは、いつも農園主に反抗的で、木缶木こんこを困らせる存在だった。しかし、今のぽぽの言葉は、真摯なものに聞こえた。それは、ぽぽなりの優しさの表れだったのかもしれない。
"ありがとう、ぽぽ。私、嬉しい…。でも、本当にいいのね?"
木缶木こんこは立ち上がり、ぽぽに近づいた。そして、彼女の手を握りしめた。ぽぽの手は、意外なほど温かく、柔らかかった。
"私、農園を出て行かなくてもよくなったわ。ありがとう、ぽぽ。"
木缶木こんこは微笑み、ぽぽを抱きしめた。ぽぽからの思わぬ贈り物は、彼女の心に癒しの光を与えてくれた。農園を去ることができずにいた彼女にとって、それは何よりの救いだった。そして、ぽぽへの見方も、少しだけ変わったような気がした…