2 野に咲く名無し@転載禁止 2025/06/06 (金) 13:32:21.445 ID:G6P94jbh4主
やきう 金やん
──現役時代の監督(本誌記者は金田氏のことをこう呼ぶ)の球はどれぐらい速かったんですか?
金田正一(以下、金田):180キロは出ていたんじゃないか。
──もう一度お願いします。
金田:やっぱりお前はワシをバカにしとるだろう。国鉄時代、ある地方球場での阪神戦でこんなことがあったんだ。ワシが投げる度に阪神の打者が首を傾げるのよ。それで金田正泰さんの打席でタイムがかかり、何やら主審に話しかけるとベンチから監督まで出てきた。するとマウンドに集まった審判が、メジャーを持ち出してバッテリー間の距離を測り始めたのよ。
──試合中にですか?
金田:ワシの球があんまり速いからマウンドからホームベースまでの距離が足りないという疑いがかかったんだ。短いはずがない。阪神の投手も同じ場所から投げとるんじゃからな。それぐらいワシの球は速かったんだ。
──その真逆の超スローカーブも、「2階から落ちてくる」といわれるほどだったそうですね。
金田:ワシのカーブは山なりの球がホームベース上でストンと落ちる。捕手はミットを空に向けて構えていたよ。そこにストンとカーブが収まるんだ。しかも速度にして60キロ前後。180キロのストレートと同じフォームから投げるわけじゃから、当たるわけがない。大抵の打者はバットを合わせるのが精一杯だ。