1 枯れ果てた名無し@転載禁止 (14818969) 2024/10/23 (水) 09:50:12.532 ID:U212RKB2o
米メリーランド大学と米ロチェスター大学に所属する研究者らが発表した論文「Non-Abelian Transport Distinguishes Three Usually Equivalent Notions of Entropy Production」は、
量子系において、従来同等と考えれてきた3つのエントロピー増大の計算式が異なる結果を示すことを証明した研究報告である。
水に浮かぶ氷が溶ける過程では、氷と水の間で熱が交換され、無秩序さが増大する。この無秩序さの増加を「エントロピー生成」と呼ぶ。
古典的な系では、この過程を繰り返し観測し熱の流れを測定することで、各試行で生成された無秩序さ、つまり確率的エントロピー生成(SEP)を計算できる。
エントロピー生成を計算する方法は3つあり、通常の条件下では結果は同じになる。
しかし、量子の世界ではこの計算が複雑になる。量子系には「非可換」というものがある。これは、測る順番によって結果が変わってしまう性質のことだ。
例えば、粒子のスピンを測るとき、縦方向を先に測るか横方向を先に測るかで、結果が変わってしまう。
研究チームは、この非可換性を持つ荷電量を使って系の変化を測ると、今まで同じだと思われていた3つの計算式が、違う答えを出すことを発見した。
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2410/23/news057.html