14 - 名無しさん@破産CEO 2021/06/29(火) 22:37:53.47 ID:5rC3yv+i0
当時の共産主義者はあらゆる社会問題は資本主義に由来するとしており、マルクス主義フェミニストは資本主義がなくなればすべての問題が解決するとまでは考えていなかったのでそこで大変な闘争になったのだそうです
元々当時の共産主義者は味方であっても革命の障壁となりえる分派というものを認めてなかったので、(レーニン主義)マルクスという言葉を使うだけで既に怒られるというか
ツイッターで尊師にリプライを送る非ワにこじらせた教徒が腹を立てるようなものですね
ちなみに別の著者の「女性のいない民主主義」では冷戦期の旧東側国家での女性議員登用率の高さと、それにもかかわらず冷戦終結後は多くの女性が国会を降りたことを指摘しています
これは当時の共産圏が自分のアドバンテージを主張するため男女平等を強く主張したからとされていますが、冷戦が終わって元の木阿弥になるのは不思議でふを
フェミニズムといえば共産主義からはずれますが平塚らいてうと反戦主義・優生学の繋がりを論じたこのテキストは面白いです
https://www.agulin.aoyama.ac.jp/mmd/library01/BD90039217/Body/link/n15u0127_143.pdf
日本の戦後母親運動への記述がありますが、総力戦(WW1)以降国民全員に戦争協力を要請する/他国への社会学的優位を主張するため女性参政権の実装など社会の公正への激動が発生しました
特に戦後の敗戦国ではそれまでの国体が力を失うことで解放への圧力がさらに強まったことは特筆に値します
一方二度の大戦の戦勝国である米国もベトナム戦争期は価値観の激動を見ており、例えばリバタリアニズムはベトナム戦争を強行しようとする米政府への反発で力を得たようです
このころから米軍は求心力をすっかり失ってしまい、六十年代後半では足りない兵士を補うため十万人計画と銘打ってよりにもよって障碍者を戦場に送り出します
ディスレクシアや低体力といったものにとどまらずアメリカが戦争していること自体をよくわかっていない明らかな知的障碍者すらも成績を偽装して合格させる壊滅的な状況でした(さすがに厨房担当になった)
こういった背景から黒人が戦場に出るようになり社会運動にも繋がったようです(当職はあまり知りません)
http://vvaveteran.org/36-3/36-3_morons.html