126 - ニヒケー元コテ ◆AbDmhTCTZY 2021/09/14(火) 03:55:22.97 ID:F9gTPWsP0
飯田線のオマケ程度の内容だけじゃあまりにも足りないので補足しまふ
まず名松線は2009年の10月にあった台風18号で被災し、約7年間の運行ができていませんでした
なので2016年の運行再開は言わば奇跡の代物でふ
被災前から名松線は既に飯田線以上の大赤字で、一日の利用者が100人台というレベルの過疎り具合でした(先に近鉄に名張まで伸ばされたという背景もありまふ)
そのため台風で被災して運行できなくなったからちょうど廃線に出来るいいきっかけだとJR東海側は思っていました
地理的な問題で自然災害を受けやすい、更には被害が深刻な家城ー伊勢奥津間は利用者が少ないから別に廃線でもバスに移行すれば問題解決だと思っていたようです
しかし住民と自治体(津市と松阪市)はJR東海の廃線の具現化には黙っておらず、名松線の復旧を依頼する運動が起こりました
JR側は自治体側と県側に家城ー伊勢奥津間は山間部を走るから治山・治水対策をしてもらわんとまた被災するから復旧してほしかったらあんたらに頼んますわと消極的な態度を示したそうでふ
その後は三重県と自治体とJR東海側が何度も交渉を重ね、三重県が治山対策、自治体が治水対策を行うということを条件に復旧作業が本格的に始動しまふ(被災から約1年半後の話でふ)
そんな奇跡の復活を遂げたという前例が名松線にありまふので、他のJR東海管轄の過疎線は安易に廃線にできないという背景もあるのかもしれません