4478 それでも動く名無し@転載禁止(新) 2022/09/12(月) 23:34:50.83 ID:qWI93Uof1
未婚男性の食生活
未婚中年男性がこうした生活習慣病に罹患しやすいのは、ほぼ食生活だろう。
家計調査によれば、単身男性(勤労者)のエンゲル係数は高く、特に外食費は、コロナ前の2019年まででいえば、1家族の外食費の2倍近い出費を一人でしている。未婚女性と比べても圧倒的に外食出費額は高い。
外食が悪いわけではない。外食でも栄養のバランスを考えれば問題はない。が、未婚男性の場合はどうも食生活に偏りがあるようだ。
同じく、コロナ前の2019年家計調査における単身男女と二人以上世帯の(家族)の品目別外食を細かく見ていくと、単身男性は単身女性や家族に比べて圧倒的に「ラーメン(中華そば)」と「焼肉」の消費額が飛びぬけて大きい。特に34歳以下の単身男性の消費額は、一家族の1.6倍になる。
外食以外の普段の食生活においても、弁当や唐揚げなど揚げ物の消費量が高く、どうしても糖質や脂質の多い食事になりがちである。
※単身男性の出費が家族を上回るのは、あくまで外食費のみであり、食費全体で見れば単身男性より家族の方が逆に1.6倍も多い。単身男性が極端に外食偏重しているかがわかる。
幸福感を食べる未婚男性
これは未婚の特に中年男性の不幸度の高さとも関係する(なぜ男性は不幸なのか。なぜ40〜50代は不幸なのか。なぜ未婚の中年男性は不幸なのか)。
不幸感と食事がどう関係するのか、と思うかもしれないが、糖質は、手っ取り早く興奮物質(ドーパミン)を摂取できるからである。
砂糖・塩・油の多い食物は、瞬時に脳のドーパピンが分泌され、その興奮によって幸せ感を得られる。しかし、即効性はあっても持続性がないのでまたすぐほしくなる。そうしていわば依存的な習慣になってしまう。
若い頃ならまだ運動量も多く、新陳代謝も高いので影響は少ないが、中年になるとそうした偏食生活のツケが生活習慣病という形で返ってくる。