哲学者「そもそも物事には必ず理由があるのだろうか?」 (18)

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2 それでも動く名無し@転載禁止 2022/12/23(金) 19:49:06.44 ID:JSuUvsY20 主

なぜ充足理由律が議論の対象となるか

ひとつはこの原理を本当に真剣に受け止めた場合
そこから私達のもつ様々な常識と対立するような帰結が容易に導かれる、ということがある

例えばこうしたものの例のひとつとして完全な決定論がある

次のように議論できる。『現在の宇宙の状態がこうなっているのには十分な理由がある →
それは少し前の宇宙の状態による →
その少し前の宇宙の状態がそのようになっていたことにも十分な理由がある →
それはもう少し前の宇宙の状態による → … 』

こうして議論を進めることで、宇宙が全時間にわたって始まりから終わりまで
その全ての細部が完全に決定されていた、ということが充足理由律から帰結する
つまりあなたがこのページを読んでいることは、この宇宙の始まりの時からすでに決まっていたのである

このように充足理由律はそれを受け入れた場合に他の様々な命題がそこから導かれる
そうした時に、その帰結に疑問を感じた場合に
前提である充足理由律について、その妥当性、適用範囲、適用の方法などについて考察を行う、という形がひとつある