マヨケー発狂部 (1001)

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795 一般カタルーニャ人 2023/10/13(金) 09:07:09.08 ID:8wJqYV/jI

アメリカの小国に対する横暴は枚挙にいとまがない。
「アメリカはノリエガに反感を持つ将校をけしかけて、 反乱を起こさせ、それが失敗することを最初から狙っていました。
パナマ国防軍内部の反乱分子が、ノリエガを倒すチャンスをつぶし、アメリカ自身がやらなければならないという状況を作りました。
これが、ノリエガもろともパナマ国防軍を叩きつぶすアメリカの戦略だったのです」
12月20日の真夜中、アメリカ軍がパナマに侵攻。 アメリカ軍はパナマ国内27カ所を同時に攻撃した。
首都パナマシティでは、パナマ国防軍本部が最大の攻撃目標となり、周辺に住む人々の家も無差別に爆撃された。
アメリカ軍は、国防軍本部に乗り込む前に、その周辺を4時間にわたって包囲し、降伏を呼びかけた。
「降伏の呼びかけから10分ほど経つと、ヘリコプターの音がして爆撃が始まり、私たちは地面に叩きつけられたんです。アメリカはレーザー光線を使っていました。
アメリカ軍の攻撃が、軍関係の施設だけでないことはすぐにはっきりしました」
アメリカ軍はパナマを、新しく開発されたハイテク兵器、ステルス戦闘機やアパッチヘリ、レーザー誘導ミサイルなどの実験場とした。
まだ開発途上の兵器を、その威力を試すために使ったのである。
「われわれは戦闘員たちの証言を手に入れました。
レーザー光線にやられて、文字どおり熔けて死んでしまった者がいるそうです。
レーザー光線は自動車をまっ二つにすることもできます。
こうした恐ろしい威力を持つ兵器が使用され、そのためによりいっそう多くの血が流されることになったのです」
「高性能の兵器が単なる実験の目的で使用された可能性は非常に高いと思います」
元アメリカ司法長官のラムジー・クラークはパナマ侵攻に関する調査の指揮にあたってきた。
「使用を避けるべき場面でも、不必要に兵器が使われていました。
正当性のない、度を超えた兵器の使用があったのです。
そのために、計りしれない犠牲が生まれ、侵攻の傷跡が深くなっていきました」
「人口が密集している都市部にも砲撃や空襲は行なわれました。
市民の中に数しれない死傷者が出たことは疑いようもありません。
しかしアメリカは、そんなことにはおかまいなしでした」
爆撃が一段落した後も、アメリカ軍による破壊的な行為は続き、武器を持たない市民がその犠牲となった。
目撃者の証言では、多くのパナマ人がアメリカ兵に捕らえられ、処刑されたという。
オリバーディアさんは、大きな被害を受けたチョリージョ地区のコミュニティリーダー。
彼はパナマ侵攻の翌朝、強制収容所に連行された。
「近くの高校が収容所代わりに使われていて、そこに連れていかれたんです。
収容所にはパナマ軍兵士もたくさん収容されていました。
彼らは何が起きているのかわかっていないようでした。 手足を縛られて、草の上に座らされていたんです。
私はチョリージョ地区から連れてこられた他の人々と一緒にいて、目の前で処刑が行なわれるのを見ました。
入口の側にいたパナマ兵8人が、アメリカ兵に殺されたんです」
パナマ侵攻の際、国防総省は、アメリカの主だったニュースメディアから16人の報道陣をアメリカからパナマに送った。
しかし、この16人は侵攻開始から4時間が過ぎるまでパナマに入ることができなかった。しかも、彼らはパナマに入ってからも36時間の間、アメリカ軍の基地から出ることを許されなかったのである。
「報道陣はパナマに入ったその日からアメリカ政府に都合よく利用されたんです。
彼らはアメリカ政府、アメリカ軍が見せたいと思う場所にだけ連れていかれました。
侵攻によってパナマが負った傷跡は隠され、報道されなかったのです」
パナマでいったい何人の市民が死亡したのか、そして、彼らの身元は、この問いに答えが出ることはないだろう。
犠牲者の亡骸がどこにあるのか、アメリカ軍はその真実を隠し通そうとしている。
「子どもたちも、妊娠中の女性も、若者も、老人も、兵士も死んでいきました。
政治にもパナマ侵攻にもノリエガ政権にも関係のない人々が犠牲になって死んでいったのです」