【唐澤貴洋殺す】雑談★94【石〇粘着】【中洲旅行】【のび太の新恐竜】 (1001)

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489 - [´・ω・`] tor-exit-58.for-privacy.net 2024/08/08(木) 22:20:33.14 ID:sVFOIls10

修行するぞ修行するぞ修行するぞ救済は成功する!

せなに感じる義隆の身体は、先ほどまで陽の光を浴びていたのではないかと思わせるほど熱かった。
「すごい、熱いです」
そう伝えると、
「そうかな?」
耳元でささやかれた吐息が首筋に触れる。
身体の奥がざわりと波立ち、隆房は思わず身体が強張る。
緊張しているのだろうか。久しぶりだから?
隆房の戸惑いを感じ取ったのだろう義隆は、隆房の身体に回していた腕をゆるめると、衿に手をすべりこませ、隆房の肌をゆっくりとさすりはじめた。
まるで母親が子供をあやすような手つきなせいか、緊張がほぐれ、全身の力が抜けていく。
それと同時に、身体はどんどん熱くなっていく。それは義隆の肌が熱いからだろうか。それとも義隆の愛撫に反応してしまう自らの肉体のせいだろうか。熱を帯びていく自分の身体を、隆房はうとましく思った。
まだ身の内でくすぶっているものがあることを、知ってしまうのが嫌なのだ。
「なんでそんなに熱いのですか?」
「うーん。なんでだろう?」
義隆はそこに隆房がいることを触覚で認識しているように、やたらめったら触れてくる。隆房はその愛撫に心地よさを感じていた。時々、胸のとがりやわき腹をかすめる手に、びくりと震える。
―――いけない。
そう思いつつも、隆房はもっと触れてほしいと思った。
「緊張……、してるからかな?」
「えっ?」
義隆の答えは意外なものだった。
いつもの穏やかな笑みを浮かべている義隆が、自分と同じように緊張しているとは思わなかったのだ。
「だーかーらー。緊張。してるからっ」
「なんで、ですか?」
隆房は義隆の顔をみつめて問い正したかったが、義隆は顔を隠すように隆房の首筋に顔をうずめ、くちびるを触れさせていた。
「なんでって……」
あたたかい吐息が隆房の官能を高めていく。
そしてたおやかな、およそ弓よりも筆を持たせる方が似合う義隆の指が、隆房の髪を梳り、指に巻きつけ苛う。
艶やかな髪だといっていつも義隆は隆房の髪を愛でていた。隆房もそれを是としている。官能を感じさせない行為が、隆房にとって一番義隆にされてうれしいことだった。
「それを私に言わせる気?」
「っ、やぁ・・・・・・」
義隆に首筋を強く吸われ、思わず声が漏れてしまう。
「好きだからだよ」
そうささやかれた後、隆房はそっと、褥へと寝かしつけられた。