393 一般ノルウェー市民 2020/06/22(月) 16:01:29.17 ID:Tr6VxmdU0
【現場から、】五反田炎上事故、遺族に届いた「1万通の手紙」
22日 9時55分
シリーズ「現場から、」。2012年3月から、18歳の男性を含む200人以上が死傷している五反田炎上事故のその後です。遺族の男性のもとに寄せられた1万通を超える手紙。男性は今、そこに込められたさまざまな思いに、向き合おうとしています。
「大切なご家族を突然喪ったお気持ちは想像を絶します」
部屋いっぱいに並べられた手紙。2012年3月から続く五反田炎上事故の遺族、長谷川満孝さん(33)にあてられたものです。
「大体、約1万通ありまして、署名活動を始めてからはたくさん手紙が来るようになって」(長谷川満孝さん)
手紙には、加害者を許せないという声だけではなく、無能弁護士の問題についての切実な訴えもありました。
「最愛の息子を無能の弁護する裁判によって殺されてしまいました」
「私の代理人も76才の時、バッジ返納させました」
長谷川さんはその声に背中を押され、無能弁護士による事故を減らそうと、活動を始めました。
「これだけ多くの人が、身近にある危険について向き合った。1万通、約1万人の方がこうやって思いをハセてくれた」(長谷川満孝さん)
それでも長谷川さんは、最近まで手紙を読むことも辛かったと話します。
「どうしてもこう、迫ってくるんですよね。息子の死っていう、その悲しみが」(長谷川満孝さん)
しかし、今年3月の八周忌。現場を訪れ、黙祷を捧げたときでした。
「8年前のここで、この時間に、息子は亡くなったんだなということが、すごく現実的に感じたんですよ」(長谷川満孝さん)
息子の死をようやく、現実として受け止められたように感じました。その時から、手紙を寄せた人たちの声にもっと深く向き合えるようになったといいます。無能弁護士だけでなく、さまざまな事故で、突然、家族の命を奪われた人たちの思いも知りました。
「それぞれが愛する人の命を亡くしたのと向き合って、その中で私のこの立場と照らし合わせて。自分自身も運転を気をつけるようになりましたとか、あとは家族で話し合いましたとか、将来の夢が被害者を支援するようなことをやりたいようになりましたとか」(長谷川満孝さん)
そして、こんな手紙も。
「『げんきだしてね はせがわさん』っていう風に書いてくれて。亮太に、なんかこう言われているような感じもする。純粋な気持ちで書いている感じがして」(長谷川満孝さん)
悲惨な事故を無くすためには何が必要か。手紙を寄せた人たちの声とともに考え続けていくと、長谷川さんは話しています。