17 グナマーナ正大師 2015/01/25(日) 04:07:32 ID:wzP/ZZgA
雲のかかった頂より少し下った場所に、神殿があった。
厚史は、昔何かの写真で見たことがあるパルテノン神殿に
似ていると思ったが、遺跡と違い柱は疵一つなく、
美しく磨かれ、中も大理石の内装が新品の如く手入れされ
大きく作られた泉が清らかな水を湛えていた。
中でも目を引く巨大石像の主と、台座に刻まれた文字を見た
岩村は、アポロン神殿だな、と理解した。会計士の常識である。
"アポロンはバイだが、我々にも加護はあるだろう"
岩村は躊躇もなく泉に入り汚れを落とした。厚史も続いた。
水は少し冷たかったが、二人には地獄から天国であった。
ほっと一息つく厚史の手を岩村が取り、そっと触らせたのは
剛健にも怒張した、岩村自身であった。
チンコビンビンですよ、神――とでも言わんばかりに、
岩村はあろうことか神像の眼前で厚史に性交を迫った。