7 グナマーナ正大師 2015/01/16(金) 03:28:33 ID:fYwdzCbI
?. 地の底の底で
未だ男も女も知らない厚史を、岩村は徹底的に犯し抜いた。
毎日――あるときは日に3度も、精を注ぎ込みマーキングを行った。
まだ青い果実の双房に、幾箇所もキスマークをつけ、
この尻は誰のものか?と尋ね、岩さん専用のものです、と
しつこく所有権を明確にさせた。所有印に自らの釉薬を擦り込んだ。
厚史は抗わなかった。経験はなかったが、見たことはあった。
夜な夜な父の部屋に兄が這いり、父は兄の股間に顔を埋め、
兄は父の尻に己の鼠径部を激しく叩きつけていた。それを覗いた。
それを親の愛と思うほどに厚史は愚かではなかったが、
どこか寂しさを感じていた。それが今、岩村の男自身により、
体内の中の中で、いっぱいに満たされたのを感じていた。
"厚史、タルタロスを脱走するぞ。地上に出るのだ"
岩村はある日、信念に満ちた力強い言葉で語った。
この人は、何を言っているんだろう?厚史はそう思った。