155 グナマーナ正大師 (sage) 2015/03/18(水) 10:17:57 ID:erkwuqjo
「サリン散布、大崎署も」=地下鉄と同日に計画-警戒強化で実行せず-オウム死刑囚
オウム真理教が首都の地下鉄にサリンをまいた1995年3月20日に、東京都品川区の警視庁大崎署にもサリンを散布する計画があったと、元幹部の井上嘉浩死刑囚(45)が20年前の取り調べで説明していたことが分かった。捜査関係者が明らかにした。同署が警戒を強化していたため、実行されなかったという。
大崎署には当時、同年2月に起きた目黒公証役場事務長の仮谷清志さん=当時(68)=拉致事件の捜査本部が設置され、教団を強制捜査する準備が進められていた。地下鉄サリン同様、捜査妨害の目的で浮上した計画だったとみられる。この計画が明らかになるのは初めて。
井上死刑囚は95年5月に公務執行妨害容疑で逮捕された。最初は黙秘したが、同月末ごろから一連の事件への関与を認める供述を始め、元教団代表の松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(60)の指示なども明かすようになった。
当時捜査に携わった関係者によると、大崎署への散布計画もこの中で暴露した。地下鉄サリンと同じ日に、女装した男性信者がサリンを胸に隠し持って侵入。トイレで容器に穴を開けてまく段取りだった。
ところが、信者を名乗る者から2、3日前、「オウムを甘く見てはいけない。油断してはいけない」と署に電話があった。具体性のない内容だったが、幹部への嫌がらせが起きていたこともあり、署は入り口で手荷物検査を行うなど警戒を強化。これを見て計画は断念されたと、井上死刑囚は説明したという。
捜査関係者によると、サリンが散布されていれば、空調の流れによっては数百人の被害者が出た可能性があった。(2015/03/17-22:23)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201503/2015031700928&g=soc