【村井秀夫】雑談★90【マンジュシュリー・ミトラ正大師】 (1000)

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293 グナマーナ正大師 2015/04/24(金) 05:19:12 ID:Mbh7Q.TY

Orpheusは悪魔に魂が穢されようとも、首が切られ優秀な頭脳が死のうとも歌い続けますとりとり


次に、死と魂の考え方である。当時ギリシアでは、魂は肉体を離れたあと、死者の国で永遠にさまようものとされた。それに対してオルフェウス教は、魂の不死性を主張した。この意味において人間の魂は、神的な性質を持っていると言える。また魂は決して死ぬことはない。ただしその魂は先祖が犯した殺害という罪で汚れている(p.10)。そしてその戒律は禁欲、身を清め、肉食を禁止することにあった。
 オルフェウスの伝説は、「音楽の賛美」である。彼の歌には、全世界のあらゆる存在物を従える、並外れた力がある。その歌の力をたずさえて、死者の国へも降りていったのである(冥界降り katabasis)。また頭を切られても、歌を歌い続ける。(第一章 オルフェウスー神話とオルフェウス精神の成立)