【おまんこが壊れるわ】 雑談★122【ME!ME!ME!師長】 (1000)

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854 グナマーナ正大師 2015/05/24(日) 00:30:52 ID:R3KkyWqA

「尊師、いらっしゃいますリャマ?」
「居るナリ、入れ。」
「失礼するリャマ。」
 そう言って私は事務所の一室に入る。今日の秘書は渡邊さんのはずだがすでに仕事を終えて部屋に帰ったのか姿は無かった。尊師一人なら好都合である。
「…何か用ナリか?」
 いつもと変わらない表情で尊師は問いかけて来た。
 ずるいと思う。昨日あんな裁判バックレをしておいて至って平静なのだ。これではこれから思いを伝える私の方が緊張してしまう。

「…尊師、昨日の話なんですが…」
「…」
「私は…」
「ストップ、少し心の準備をさせるナリ。」
 前言撤回。無能ガイジを装ってはいるが尊師は尊師で緊張しているらしい。現によく見ると緊張からか身が震えている。

「…よろしいリャマ?」
「…あぁ、こちらは大丈夫ナリよ。」
 少し絶叫脱糞をして気持ちを落ち着けていた尊師は覚悟を決めた様子で私の事を見てくる。言え、この人への思いをぶつけるんだ。と自身を鼓舞する。
「…尊師、あれから少し自分でも考えましたリャマ。私は本当にあなたの事が好きリャマか、今返事をして良いものリャマか…そして、洋ちゃんに言われた言葉で決心がついたリャマ…」

「私もあなたの事が好きリャマ。」

「…そうナリか、ありがとうナリ…」
「…なかなか恥ずかしいものリャマね。思いを伝えるというのも…」
 思わず尊師から顔を背けてしまう。これで尊師と晴れて恋人同士である。他の恒心教徒の事を考えるとまだ問題が無いわけでは無いが、まぁ後の事は後で考える事にして今は彼と恋人同士になれた事を喜ぶとしよう。
「昨日は当職の方がそれをやったナリ。山岡がやらないというのも少々ずるいと思わないナリか?」
 少々意地の悪い顔をして提督が言う。
「…意地悪リャマ…」
「当職が悪かったナリよ、そう拗ねるなナリ…」

「…尊師…恋人同士といったらアレですよね。」
 多少は反撃しても構わないだろう。私は唇を尊師に向ける。
「…」
「…悪いと思ってるならそれなりの謝意を見せてくださいよ。」
「●はい。」
 私は軽く口付けしてくるくらいに思っていたが、尊師は私の事を抱き寄せやや強引に唇を合わせてきた。だが、こういうのも悪くないと思う。

「…ナリッ!」
 30万秒かそこいらだろうか、長い口付けを終え唇同士が離れる。キスの間に混ざり合った唾液がこぼれ落ちる
「…山岡、君が良ければで良いナリがこの続きもどうだ…?」
「続き?」
「まぁ、平たく言えば君を開示したい。無論、夜戦的な意味で…」
「っ!?…分かりました、尊師に任せます。」
「…無理しなくても良いんだぞ。」
「私もここまでしといて今更後には引けないリャマ…よろしくお願いします。」
 同室の川崎美奈には…近藤が何とか上手く伝えてくれる事を祈ろう。
「流石に事務所でするわけにもいかん。ちばけんまに移動しよう。」
「はい。」
 そう言うと私は尊師の腕に抱きつく。
  長谷川亮太にでも見られたら面倒だが、いずれにせよ私と尊師がこんな関係なのは遅かれ早かれバレてしまうだろう。
現在私が尊師に恋心を抱いてる事を明確に知って いるのは唐澤洋と川崎美奈、うじじまくらいだ。彼女達には何度かこの件を相談した事がある。彼女達は信頼できるから良いとしよう。
 そして問題はその他の弁護士である。この前の法律事務所クロス設立の件で私も尊師狙いである事が少々弁護士界隈に広まってしまっている。もちろん口伝えの噂なのでどこまで広がっているかは分からない。
 だが秘書を務める事が多いとはいえ尊師と一緒に居る時間が増えれば怪しく思う弁護士も多くなるだろうし、何かの拍子にイチャイチャしてる所を目撃される可能性もある。そして人の口には戸は立てられない。なので私は開き直る事にした。
「やま…」
「これくらい良いナリ。」
「誰かに見られたら…」
「その時はその時。誰かに会ったら私が堂々と宣言しますよ。『開  示  だ  よ』って。」
 やれやれ、といった表情で尊師は私と共に自室へと向かう。