16 グナマーナ正大師 2015/06/08(月) 22:27:40 ID:nP.WAXrA
一人の女の子がいた。性格は明るく、小学校ではたくさんの友達に囲まれていた。
また、女の子は大のおじちゃん子で、おじちゃんも女の子の事を本当に可愛がった。
しかし、おじちゃんは今はカラコロ民に狙われており、余命は長くなかった。
医師がもう残りわずかの命である事を伝え、女の子は両親に連れられ病院に行った。
病室で女の子の両親はおじちゃんと話した後、医師の説明を受けに病室を出て行った。
病室には女の子とおじちゃんの二人。
女の子はおじちゃんに、学校の事や最近楽しかった事などいろいろな事を話した。
しかし、途中で女の子は泣きながら
「おじちゃんいなくなるの?」
と聞いた。するとおじちゃんは
「おじちゃんが死んだら、お父さんとお母さんと一緒に悲しんでくれるナリ?」
と言った。女の子は
「うん……でも死んじゃいやだよ」
とつぶやいた。
その後、女の子は家に帰ることになり、その次の日おじちゃんは帰らぬ人となった。
女の子はその日、わんわん泣いた……。
一か月後、ある記事が新聞の隅に載った。
一部抜粋すると
「一家心中、動機は全くの不明。 『女の子の名前はかなちゃん』 」