【40298】雑談★152【ネリバク正悟師】 (1000)

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463 グナマーナ正大師 2015/06/15(月) 22:23:50 ID:OM.xLktc

過激派とオウムの敵だった最馬鹿、セルフ開示

【異色のサイバー指揮官(1)】
元ラジオ少年の理系学生が警察へ、ハイテク犯罪と向き合う…羽室英太郎・奈良県警本部長

2015.6.15 15:00

「警察が面白い研究をやっていたのもあって就職しました」と話す羽室英太郎さん
 幼い頃からラジオや無線に熱中し、大学院の修士論文は「プラズマ物理」という異色の県警本部長が、今年1月に就任した奈良県警の羽室英太郎さん(56)だ。
社会を震撼(しんかん)させたオウム真理教事件では、まだサイバー犯罪捜査の専門部署がなかった警察庁で押収データの解析などに当たり、専門用語が「さっぱりだった」警察内で知識の普及・啓発にも努めた。
サイバー犯罪捜査第一人者としての、これまでの歩みなどを聞いた。   (聞き手 山崎成葉)


 --幼少は「ラジオ少年」だったとか

 羽室 当時は「ラジオ少年」がたくさんいました。ラジオといっても真空管の時代で、GT管とかミニチュア管とか、いろいろ種類があるんです。
小学4年生のころ、家にあったものを聞き始めたのが興味を持ったきっかけでした。


 --魅力は何でしょう

 羽室 「スーパーヘテロダイン方式」というのが結構音が良くて。
普通の中波ラジオだけでなく、海外の短波放送まで聞けたんです。北京放送とかモスクワ放送とか、なかなか触れる機会のない海外情勢を日本語で紹介している放送がたくさんありました。


 --学校ではクラブにも

 羽室 真空管からトランジスタに変わるころ、小学校高学年から中学生くらいまで入っていました。
大阪の日本橋に行っては米軍の払い下げ品とか“ジャンク品”を安く買ったり、自分で真空管を使ったラジオを壊したり、組み立てたり。
いろんなラジオを自分でつくったりもしました。

 --すごいですね。失敗したことは?

 羽室 アマチュア無線機を自分で作ったとき、懐が厳しくてフィルターをけちったら、近所のテレビが全部真っ白になり、映らなくなったことが…。

 --当時、「無線クラブ」は人気クラブだった?

 羽室 “根暗”な男の子がそういうのが結構好きだったかもしれないです。私も高校時代は趣味で続けている程度でした。

 --大学では

 羽室 電気関係に興味があったので、京都工芸繊維大に入りました。無線以外にも今やっている情報関係も勉強し、ごく普通の理系の大学生でした。

 --学ばれた専門分野の魅力とは

 羽室 大型コンピューターなら端末で入力、モニターに映しながらプログラミングするようなPCに移る過渡期で、非常に興味とやりがいがありました。

 ただ電気系や情報系は、学部で勉強できることに限りがあります。もう少し勉強したかったので、大学院に進みました。
プラズマ物理という、電磁的物理学の基本的な特性などをまとめた修士論文を書きました。

 --警察庁には「技官」として入庁されました

 羽室 本来は国の研究機関とか、技術屋としては放送局にも興味があったんです。
でも、放送局はその年、採用がなかった。おやじも祖父も同じような技術系で新聞社にいたんですが、警察は移動体通信で世界初のデジタル化を行ったり、非常に先進的な取り組みをしていた。
悩んだ末、警察の方が面白い研究をやっていたのもあって、警察に就職しました。

 --警察の面白い研究?

 羽室 当時、過激派が警察無線や航空無線を傍受して悪用し、警察の裏をかく行動をとるということが起きていて、警察は傍受されないようデジタル化を進めていました。
その技術は非常に先進的で、面白い取り組みでした。   =続く(次回は明日16日に掲載)

     


【プロフィル】羽室英太郎(はむろ・えいたろう) 京都府出身、大阪府枚方市育ち。昭和58(1983)年、京都工芸繊維大大学院工芸学研究科修士課程修了。
同年、警察庁通信局通信総務課に入庁。平成7(1995)年に警察大学校警察通信研究センター教授、17年に警察庁情報通信局情報技術解析課サイバーテロ対策技術室長など、サイバー犯罪捜査に携わり、今年1月から現職。
著書に「情報セキュリティ入門」(慶応義塾大学出版会)「デジタル・フォレンジック概論」(東京法令出版)など。

http://www.sankei.com/west/news/150615/wst1506150034-n1.html