868 グナマーナ正大師 2015/07/02(木) 17:15:09 ID:XpCTawOo
結局昼食は近くにあったハンバーガーショップで食べる事にした。
「良いんですか赤城さんは?」
「何がです?」
「こんな米帝チックな物…」
加賀はハンバーガーを美味しそうに食べてはいるがやはり内心は少し複雑な様で赤城に話しかけてきた。
「…加賀さん。こんな言葉知ってる?腹に入れば皆一緒って。」
「はぁ…」
「何処の国の料理でもお腹に入れば皆等しく私達の血肉になる。そこに国境の壁はありません。私達は食べ物に感謝して美味しく頂く。それで良いと思うんです。「文化面からの侵略」とか「アメリカ帝国主義の象徴」とかご大層な話は私には良く分からないけど、でも一つ言える事は美味しいものは美味しいし愛される。これは万国共通。そういう意味では日本の料理もアメリカの料理も変わらないと思うんです。」
「…私の器が小さかった様です。赤城さんに感心しました。」
「前に鳳翔さんから同じような事言われたのを私なりにアレンジしただけなんですけどね…でもたまにはこういう体に悪そうな物に舌鼓を打つのも悪くないと思います。」
そう言って赤城はハンバーガーを美味しそうに頬張った。