133 グナマーナ正大師 (sage) 2015/07/29(水) 15:30:59 ID:DKtnRcU2
「まあ、ネットで色々とありましてね、お陰で私ちょっとした有名人なんですよ、一応の対処はしたけど」
「もしかして、唐澤貴洋か?」
核心を付かれた小関は驚き目を丸くする。長谷川は続ける。
「……その様子やと図星やな、安心せい。 ワイは恒心教のスパイやあらへん。 逆や、ワイも唐澤貴洋に人生を破滅させられたんや」
「詳しく聞かせてください」
「……ええやろ、端的に言えば、ワイも昔信者やったんや。 荒廃した生活を治す為入信したのに、尊師の神通力発動料として月三十万円を徴収されたあげく、ワイの生活が好転することは無かった、残ったのは雲笛(うんふえ)っちゅう戒名だけや」
信者にすらその様な滅茶苦茶を強いていたのか。
怖い
小関は心からそう思った。
だか長谷川亮太は違った。
「ワイは、アイツを、運虎武龍(うんこぶりゅう)を許す事はできん、いつかナイフで滅多刺しにして殺したる」
その目には、闘志が宿っていた。
「小関くん、年はアンタの方が上やが炎上歴はこっちのが三年上や、一緒に虎ノ門サティアンの運虎武龍と聖獅出龍を殺らへんか?」
小関は頷いた。