219 グナマーナ正大師 2015/08/31(月) 19:53:02 ID:XTEX1Mt2
http://charaneta.sakura.ne.jp/ikkoku/kako/1296/12968/1296821489.html#r684
684 名前:呉織あぎり ◆OZcRL0X5xE :2013/05/13(月) 18:29:38
(略)
□最近触れた作品
■鐘弘亜樹(監修:井上敏樹)『小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~』
やすな「『小説 仮面ライダー』シリーズ、今度はディケイドとファイズを入手しました!」
ソーニャ「『ディケイド』の小説版は実は密かに期待していて、
あの門矢士というキャラクターをどう捉えるかを楽しみだったんだが……、そうきたか! という感じだな。
自分の本来属する世界では無気力に生きていた士が、ディケイドとして異世界を旅することで、
自らの世界に向かい合う力を手に入れる……。MOVIE大戦のディケイド完結編では、
『ディケイドに物語は存在しない』と言われていたが、人間・門矢士にはちゃんと物語があったってわけか……」
やすな「映像版では結局よくわからない人だった鳴滝さんも、
ここではきちんと物語の登場人物として組み入れられてるし、全体的にみてみると手堅くまとまってる感じだよね。
リ・イマジ版ライダーの世界には相変わらずツッコミどころも多いけど(汗)」
↓オメガくん返信
>■鐘弘亜樹(監修:井上敏樹)『小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~』
おお、ディケイドとファイズを購入されましたか!
こちらはTV本編とは根幹の設定を大分異なる物にした上で描かれてますけど、
その分「門矢士の物語」という視点の作品として中々上手く纏めた感触がありますよね。
ラストも含め、劇中全体にそこはかとなく漂う“寂しさ”も、他のシリーズとはまた別の雰囲気を楽しむことが出来ました。
また別の日
653 名前:無名の妖怪ハンター:2013/04/17(水) 23:04:44
■最近触れた作品
・小説 仮面ライダーディケイド 門矢士の世界~レンズの中の箱庭~ (作:鐘弘亜樹、監修:井上敏樹)
6月末発売の【クウガ】に併せる形で【龍騎】が延期し、実質今月単独で発売されたディケイド編。
二時間足らずで一気に読み終えることが出来ました。感想……
内容はシナリオや設定のコンセプトこそ、TV版のものに似通ってはいるものの、
ぶっちゃけ根底の設定からして【異形の花々】以上に違っている別物ですね。
話の構成を纏めると、元々「門矢士の世界」……要は自分の世界に住んでいる普通の青年・士が
世界から逃避したいという感情から、そういった人物を引き寄せる平行世界への入り口「光写真館」へ辿りつき、
そこに置かれていたカメラによって平行世界に誘われ、仮面ライダーディケイドに変身して
各々の『仮面ライダー』の世界で己の成すべき使命を果たす為戦う…… という形となってまして、
夏美・海東・鳴滝といった面々は一応立場こそ原作に近いものですが、その出自や目的・最終的な顛末などは
完全にTVシリーズとは別物として描かれ、色々と衝撃的なところも多かったです。
とはいえ、本作で直接描写された士の巡る世界…… 「電王」「クウガ」「カブト」の世界は、
TV版のようなリ・イマジじゃなく「それぞれの原典作品そのもの」という小説ならではのサプライズで、
またシナリオも鳴滝が悪役に固定、士はむしろ「それぞれの世界から必要とされ、背を押される」など
一作品としてはしっかり纏まったものに構成されている感じがあり、エピローグの唐突な展開など
結構評価分かれそうな気もしますが(実際Amazonのレビューも完全に賛否真っ二つでした)、
自分はそれも含めて割と好感持って読み終えることが出来ました。
……上記の通り、設定が根底からTV版と違う以上、流石に空想大戦で設定を扱うのは厳しそうですね(汗
鳴滝の出自に関しても、流石に小説版設定をまんま映像作品に適合するのはムズそうですし。