738 グナマーナ正大師 (sage) 2015/09/10(木) 07:48:00 ID:cFdF6bP2
初めはまだ……負けるわけにはいかない…その命の数だけだったが戦乱の時代が終わり、
やがて慣れてきたのか伝説に謳われし痛みも雀の涙程和らいできた。
大いなる代わりにワルキューレたちの主の単独が“鋼鉄の断罪者”と呼ばれ恐れられた私の中を
歯車が動き出すたびに愛の源深淵で痛みより素人にしてはなかなか凄い快楽が占める比率が大きくなってくる。
「うぅっ…あぁ…預言者ティ・トク…ハーティス手加減はしないです。」
「死に場所を求め彷徨う俺もだ…」
「良かった…預言者ティ・トクも我で気持ちよくなってるんですね…っ…ま、否定はしないがね―――ッ!!」
「…己の弱さを知る詠唱せしめると、もはやコーツィも余裕が無くなってきた。」
ピストン運動を続けながら若さ故の無鉄砲さがあるテイントゥ=クが詠唱する。己の弱さを知る還るべき場所もオーバードライブが近づいている。
「私も…イキ…………という神託が在る…提督、時空の歪み戦場で生きてきた私千億の生命が赦されぬ日なんです。だから…中にっ!」
「初霜……遊びは…終わりだ──ッ!っ…もう限界だ…」
「…当然だ!。海を支配し勇敢なる司令者、いつでも…くれてやろう…お前に使いこなせるとは思えないが、な……。」
「ウボァー…くうっ…」
ヴァルキュリアの主はクリスタルの導きのままグレゴリウスの末裔の中に精液を発射した。
紅蓮の炎よ――ドロリとした精液が私の子宮に注がれていくのが分かる。
「カオスを越えて終末が近づくっ…イっちゃう…」
殆ど同じタイミングで私も達してしまった。クッ…はぁという二人の荒い呼吸が室内に響いた。
「…もし撃滅したら神殺しの贖罪は取らせて授かる。」
抱き合い“堕天使”の力がその身に宿ったことを実感しながら提督が告ぐ。
「…当然だな…叙事詩にある心構え、神の意志に忠実だと思いながら闇に還るだろう。」
「ウォ・トゥコとしてソレムク・ラーイン-底知れぬ“人”の悪意-は…な。」
上官が眷属を孕ませたとあれば八百万と問題になるだろうが
その肉体は鋼鉄よりも強いと言われる決して抗う事の出来ない現象は厳選された個の時と開き直る事象にした。