【オメガ】小関直哉★3【チンフェ型2番艦】 (1000)

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837 グナマーナ正大師 2015/09/15(火) 11:08:11 ID:6AAi/9Ys

>>834
船員「唖(ア)…… 唖(ァ)唖(ァ)唖(ア)唖(ア)��������!!」
 
長波「なっ……!?」
 
 長波らが反応するよりも早く、船員の頭は“黒い影”によって食い千切られ、首の断面より鮮血をシャワーのように噴出した。
 甲板に憮然と立ち聳える黒い影…… 月光の灯により鮮明に照らし出されたその姿が、長波と夕雲の眼に焼き付く。
 
 乱入者の正体、それは人型のフォルムをした、それでいて紛れもなく“異形”と形容できる類の存在であった。
 それだけの特徴で有れば、彼女らの“怨敵”とも共通してると言えなくもないが…… 外観は全くと言ってよい程異なる。
 その背丈はゆうに2メートルは越え、一糸纏わぬ体表には夥しいまでの“鱗”を生やし、首元には朱い“鰓”をパクパクさせ、
 手の指の間には“水かき”がある…… 俗な言い方をすれば「半魚人」という風袋の化け物であったのだ。
 
 両生類の如く出っ張りギョロギョロした眼球、青白い肌…… 何もかもが、“人類”という知的生命体に大して
 恐怖心と嫌悪を抱かせるかのように自然の摂理が仕向けたかのような、悍ましい異形の風貌。
 それらの、今どき三流ホラー映画ですら扱わないような、典型的とも言ってよい正真正銘の醜い“バケモノ”。
 それが今、二人の少女の前で、口元から生々しい鮮血を滴らせて、動物とも人間とも付かない咆哮をした。

半魚人「����������������GRAAAAAAAAAR!!!!!」
 長波らは艦娘として、今は前線から外されているものの、これまで海上交通路(シーレーン)を荒らす異形の存在を相手に死線も潜り抜けた身であり、
 その相手には、当然ながら怪物染みた外観の持ち主…… 腐った魚が中途半端に手足や歯を生やした不格好なものや、
 フォルムこそ人間に酷似しながらも身体の一部が鉄塊に置き換わってたり、身体の一部が異常に肥大化してたりと
 文字通り“バケモノ”と形容して差し支えない見た目のものが多々存在し、彼女らもまた直接相対してきたのだ。
 
 しかし、目の前の「半魚人」はそれとは何かが違う…… 何と言えばいいのか、その怪物の「存在そのもの」が
 砂上の楼閣ほどしかない人類の“理性”に対し、根底から揺さぶりにかかってくるかのような……
 彼女らは脳裏でもその事実を上手く整理できないまま、そのような恐怖感に心を蝕まれつつある感触を味わっていた。
 
 
夕雲「……な、何これ」

長波「う…… うわああああああああああ!?」

オメ文学ってこんなのしかないと思ってたわ
もっと辿って作品を見てみるとこにします
修行するぞ修行するぞ修行するぞ