21 グナマーナ正大師 2015/09/18(金) 01:30:42 ID:pBwWsyc.
4 :名無しの黒モミ:2015/07/29(水) 01:04:43 ID:mxUGCJZA
最後の屋台、それはかき氷屋であった。
「さて、さっそく作るとしようか」
男は岩村の右手をとり、電動氷かき機の刃の部分にあて、機械のスイッチをいれる。
自動で刃が回転し、岩村の右手がみるみる削り取られていく。骨の部分も容赦なく刃は削り、受け皿には真っ赤なミンチ状の肉と、骨の欠片ができていた。
「これはこれは、いちご味ですかねえ」
皿を交換するとすかさず岩村の左手をとり、同じように削っていく。
岩村はときたま痙攣を起こすだけである。彼は、もしかしたら自分が削られているということも知らなければ、痛みすら感覚していないかもしれない。
両手を削り終えると、男は反応のなくなった岩村がつまらなくなってしまった。
「ふん、やはりつまらない男だな君は。
そうだ、せっかく海に来たんだ。泳ぎたまえ。海水浴だ」
そういうと、顔は焼かれ足と股間は潰され、手を削られた岩村の、まだ生きているのか死んでいるのかのすらわからない体を海に投げ込んだ。
海の中で一瞬もがいたようにみえたが、すぐに沈み見えなくなった。
おかしなことだと思うかもしれないが、数日後死体が発見されると、彼は自殺したということで処理された。
(終了)