62 グナマーナ正大師 (sage) 2015/09/19(土) 15:53:06 ID:sMb53j6A
まんぼう!
よっ!まぁあれだ…何からどう書いていいのか、まるっきり検討もつかん。
って言うかこれは俺の日記なんだし、何を書こうが勝手なんだろうけどなー。
実は正直言って、どう解釈していいのかわからない。ま、そんな事があったのさ。
これだけじゃ話が見えない?そりゃーそうだ。まだ話してねーもん。
日記と言うよりは記録みたいなもんだな。まぁこれから話す事をしかと聞いてくれ。
ある日。俺は学校から帰ってきて昼寝をしていたんだ。
まぁ俺は部活動はしていないし…帰宅部?とある高校の一年生。深海悠太って名前。
まぁそんな事はこの際どうでもいいや。で…気持ちよく座布団を二つ折りにして、それを
枕にしてのんびりと惰眠をむさぼってたんだわ。そしたら…いきなりある「物体」が
俺の目の前に現れやがった。しかも浮いてんでやんの…
「あ、あのぉ…ここ、どこですか?あなた誰ですか?」
…いやあの…ここ俺ん家だし。誰も何もへったくれもないし。
その前にあんた誰よ?と突っ込みそうになって、俺はそいつの顔を見た。そう、見た。
…まんぼう…へ?マンボウ?さ、魚だよな確か…海の深海魚だよな…そうなんだよな?
な ん で 空 中 に 浮 い て い ま す か ! ! ?
「いや…誰と言われても…あんた誰?」
俺もどうかしてた。なんで聞き返すかなぁ。だってこれって普通じゃねーよ?
しかもここ俺の家の俺の部屋よ?なしてそんな場所にまんぼうがいるのよ?
しかもここ海の中じゃねーのよ?大気中。哺乳類両生類爬虫類鳥類とかが住むとこよ?
しかもしかもしかも!普通魚ってさぁ…空中には存在しないだろー!
で…そんな事はひとまず横に置いといて、俺もつい聞き返しちまった訳。そしたら…
「はぁ…まんぼうです…ちょっと彷徨っちゃいまして…」
…いや…彷徨うのはあんたの勝手なんだけどね…ここ…一応陸上の世界だから。
普通は魚がどんだけ頑張って彷徨ったとしても、陸上の空中になんて彷徨わないから!
それにここ人ん家だぞ?不法侵入罪って知ってる?ねぇ…知ってる?
でさぁ、俺もどう突っ込んだらいいのかわからなくなって、ボーっとそいつを見ていたのよ。
そしたら小学4年の妹が、タイミングよく学校から戻ってきた。あ、名前は聡美ってんだけど。