4 グナマーナ正大師 2015/09/21(月) 01:47:52 ID:W/az5c1s
まず「話が意味不明」に関してです。
もうこれは観たままです。
彼のドラマ作品はどれも、急に展開が飛ぶなど物語のつなぎがしっかりとしておらず、一度観ただけではその内容を理解出来ません。
勿論あの「新世紀エヴァンゲリオン」のようにあえて内容を分かりづらくしている作品もございますが、あれは「狙って」そうしている作品です。
実際に何度も見返して謎解きをし、これはこのことを説明していたんだ!と理解を深めていくところに魅力を感じさせるような、そんな作品です。
またエヴァに関していえば派手なエヴァのアクション・軽快な人間描写などただ流して観ただけでも面白いと感じられる箇所を仕込んでおります。
彼の作品がエヴァと同系統で無く、かといって流して観ても面白くないのは明らかでしょう。涼子Pの「意味不明」は狙っているわけではなく、本人の力量不足で結果としてそうなっております。
MMDのようなショートムービーにおいて、分かりづらいことは一番のマイナス点です。
事実尊師MMDの金字塔「カラトラマン」は非常に分かりやすいところが大きな魅力です。
15回で優勝した「生まれる」も、情景説明こそ大きく省いておりますが話としては非常にシンプルです。
これに限らず、MMDにおける名作と呼ばれる作品は大体が単純明快です。
また話を意味不明にしている要因として、登場人物の扱いが非常に雑なことも大きな要因となっていると考えられます。
ボカロという扱う人間に性格の設定が大きく委ねられる題材を使用しているにも関わらず、
涼子Pの作品は、登場人物の設定が既に自身の頭の中で完結しているにも関わらず、作中でそれを描画するようなこともしていないのが大きな原因です。
なんとなく作品の中から推測することぐらいしか、登場人物の性格・立ち位置・人間関係を把握することが出来ず、
まずそこから視聴者に努力を強いることになっているので、その時点で大きなストレスとなります。
ただしこの点に関しては、もしアイマスや東方のように原作のバックボーンがありそれを把握していればある程度解決はするかと思います。
(もちろん、原作を知っていること、という大前提が必要なわけでそれはそれで新たな問題が発生します)
しかし、もし仮にボカロじゃない題材を使用しても問題になってくる点がございます。
それは、似たようなモデルを全くの別人として扱っていることです。
彼の作品はたとえ同一人物をモチーフにしたキャラであっても、「モデルが違う=別人」という扱いになっております。
これは通常あり得ません。例えて言えば初代仮面ライダーで旧1号と新1号が一緒に出て来るシーンがあったとして、これらが別人だ!ということです。
こんなのは非常に分かりづらく、視聴者にまた一つストレス要素を押し付けています。