唐澤貴洋でリレー小説 (722)

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44 無名弁護士 2017/07/15(土) 09:59:30.58 ID:oMLDR+2iO

折しも1995年夏といえばオウム事件の余韻冷めやらぬ時機であった。
「この人変よオウムよ」の通報で貴洋は警官隊に取り押さえられた。
当職は弁護士だお前らとは違うと言い張り続け、心神喪失の判定のもとに貴洋が警察署から釈放されたのは夜更け過ぎである。
とぼとぼと多摩川河川敷を歩いていた貴洋の目に飛び込んできたのは、若き日の自分がダチョウを今まさに突き落とそうとしていた光景であった。