251 無名弁護士 2017/08/16(水) 19:19:36.08 ID:tE+HvVSDI
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奇妙な出来事
事務所名の変更届を出した4日後,弁護士会から妙な電話がかかってきた。「新しい名称の由来を説明しろ」という。
日弁連の審査部が知りたがっているからと。ここで僕は1つの事実を知る。事務所名の変更には,日弁連の審査を経る必要があったのだ。
担当者の話では「ガイドライン」に照らし,不適切な名称に対しては変更を促されることもあるという。
この件でもう1つ驚いたのは,上の要請が,日弁連(東京)→県弁本部(水戸)→県弁支部(土浦)→僕(守谷)という経路で伝えられたこと。
疑問があるのなら,日弁連が直接聞いてくればよいと思うのだが。
なるほど,霞ヶ関のあの巨大な弁護士会館は,こういう組織と権威を形作るために必要だったのだなと,今更ながらに合点がいった。
結果的には,担当者に名称の由来を説明して,すぐに変更届は受理された。だから,こんなのは取るに足らない出来事なのかもしれない。
それでも何処か釈然としないのは,自分の属する組織の嫌な面を見せられた気がしたため。「まるでお役所みたい」と妻は言ったが,その通りだ。
僕は人に指図されるのが嫌いだ。だからこそ,弁護士になったと言ってもよい。
にもかかわらず,よりによって日弁連が,遙か上の方から,思い悩んだ末に漸く決めた事務所の名前にケチを付けてくる。
こんな不愉快なことはない。「事務所名くらい自由に付けさせろ」。僕が言いたいのは,要するにそういうことだ。