832 無名弁護士 2017/12/04(月) 22:13:07.48 ID:MLep+Qjl0
本拠地、神奈川県座間市で迎えたMMD杯
個人情報が大量特定、自演も勢いを見せるが惨敗だった
ネット上に響く尿カテ民のため息、どこからか聞こえる「涼子Pはネカマだな」の声
無言で帰り始める尿カテ民達の中、森園祐一は独りアパートの中で泣いていた
ネカマで手にした栄冠、喜び、感動、そして何より信頼できる囲い達・・・
それを今の自分で得ることは殆ど不可能と言ってよかった
「どうすりゃいいんだ・・・」森園は悔し涙を流し続けた
どれくらい経ったろうか、森園ははっと目覚めた
どうやら泣き疲れて眠ってしまったようだ、ヒカリ肌の感覚が現実に引き戻した
「やれやれ、新しいMMD動画を作らなくちゃな」森園は苦笑しながら呟いた
立ち上がって伸びをした時、森園はふと気付いた
「あれ・・・?囲いがいる・・・?」
画面の中を覗いてみた森園が目にしたのは、スレッドを埋めつくさんばかりの囲いだった
千切れそうなほどに賞賛コメントが流れ、地鳴りのように尿道カテーテルの歌が響いていた
どういうことか分からずに呆然とする森園の背中に、聞き覚えのある声が聞こえてきた
「涼子P、守備練習だ、早く行くぞ」声の方に振り返った森園は目を疑った
「ば・・・バリさん?」 「なんだすずね、居眠りでもしてたのか?」
「こ・・・アールビットさん?」 「なんだ内川、かってにたこぬこさんを引退させやがって」
「ゴロゴロウさん・・・」 森園は半分パニックになりながらスコアボードを見上げた
1番:ゴロゴロウ 2番:はなやかりょうこ 3番:バリさん 4番:aja 5番:アールビット 6番:涼子P 7番:呪怨P 8番:エンドレスP 9番:バカマスター
暫時、唖然としていた森園だったが、全てを理解した時、もはや彼の心には雲ひとつ無かった
「勝てる・・・勝てるんだ!」
ヒカリから焼き鳥を受け取り、ニコニコへ全力疾走する森園、その目に光る涙は悔しさとは無縁のものだった・・・
翌日、ベンチで冷たくなっている森園が発見され、ゴロゴロウと小関直哉は用水路で静かに息を引き取った