526 無名弁護士 2017/10/23(月) 14:58:27.79 ID:AwJz+22e0
オウム麻原彰晃の三女が書いたこの本を読んで
これまでの悲惨なオウムの事件は、もしかした
ら麻原彰晃以外の何物かが企てたものなんじゃ
ないか?
そんな風に、ふと感じる節が何度かあった。
好むと好まざるに関わらず、彼女はオウム麻原
の三女として生まれ、そこからさまざまな運命
が彼女に繰り返し襲いかかる。
信じる人の裏切り、身内の揉め事、そして真実
が語れなくなった父親。
”生きる”は”死”よりも辛い。
アーチャリーと呼ばれた松本麗華の生き様が
1文字1文字の中にしっかりと息づいている。
オウムの娘。いや、たまたまオウムの娘だった
だけで、彼女が事件を指示した訳ではない。
あらゆる逆境の中で、彼女は彼女らしく、
力強く歩んでいる様が読んでいて感銘する。