11 サジェストに弱い弁護士 2018/04/12(木) 03:17:38.76 ID:CrIAAdjh0
高橋嘉之の家の前に立った時に、あることを思い出した。
警察の格好をするということだが、流石に警察が着ている服をそのまま着ることはできないものだから、近くの公園のトイレの個室で、会社員が来ているようなワイシャツを来て、高橋嘉之の家へと再び向かった。
そして、恐る恐るインターホンを押した。
「すみません、警察の者ですが、この近隣についての聞き込みを行いたいのです。少しゆっくりお話がしたいので、玄関前で話すことはできますでしょうか。」
出てきたのは高橋嘉之。
その時はまだ殺そうとは思っていなかった。
「すみません、この近隣で不審者がいるとの情報を聴いたのですが、それらしき人は見ましたでしょうか。」
「見ました。」
「詳しく私に教えていただけないでしょうか。」
「そうですね、先程のことなのですが、当方の家の前に突っ立って…ンモ当方の家をじっと見ていた怪しい人がいましたね。」
俺は、その言動を聴いた時に殺意を感じた。
誰が怪しい。俺のどこが怪しいんだ。
俺はコイツを早く殺したくなってきた。
無職のくせに会社社長を名乗り、誹謗中傷をする糖質ステマ野郎め。
ナイフで滅多刺しにしてやる。
「あなた、さっき見た人に顔が似ていますね。」
「えっ、そうですか?」
「あなた、もしかして、当方のストーカーじゃないですか?」
「い、いや、私はただ単に聞き込み調査をしただけです。」
「怪しいですねェ...」
そう言って彼は俺の方に詰め寄った。
今だ。チャンスだ。俺は大きめのポケットに突っ込んだナイフを取り出し、彼の腹目掛けて刺した。
ナイフを引き抜くと、彼は呻き、地面に倒れ込んだ。そして、彼はそのまま動かなくなった。
初めて感じる感触だった。
吹き出た血が生暖かく、気味が悪かった。
そこで、妻が来てしまった。
そうだった。コイツの家には家族が五人ほど居た。
だったら、口封じのために皆殺しして証拠隠滅のために近くの排水溝に落としとけばいいだろう。
そう思い、怖気付くコイツの妻の胸を刺した。その後、自宅に侵入し、残りの三人を脅して殺した。
そして、俺は死体を担ぎ、近くの比較的大きな排水溝に五人を落とした。