550 無名弁護士 (sage) 2018/05/01(火) 01:00:44.67 ID:NrvVmiLx0
女性自身
「四十九日も過ぎた3月末に貴洋が住んでいた家の整理をしました」
そう語るのは、唐澤洋さん(71)、1月30日に急逝した弁護士・唐澤貴洋さん(享年40)の実父だ。洋さんが続ける。
「唐澤貴洋が遺したアイドルDVDは段ボール箱に25箱にもなりましたが、すべて古書店に引き取ってもらいました。あとはテレビに出演するときの洋服とか、ネクタイとか……。
1つ30万円もする美人画なんかもありましたが、売却できるものは、すべて売却しました。
そういえば、貴洋は同僚のYと弁護士をやっていて事務所も所有していたんです。そのオフィスも引き取ってもらいました」
71歳の洋さんにとって、息子の遺品整理は心身ともに大変な作業だったことだろう。しかし、洋さんの表情は晴れ晴れとしていた。
実は、洋さんの心をずっと占めていた心配事が解決したのだ。それは、唐澤貴洋さんが残した同僚・Yを誰が支えていくのかという問題だった。
「貴洋には私とY以外には信頼できる人物はおらず、それに突然逝ってしまいました。法律事務所クロスが軌道に乗るまで、あと20年もあり、私もそれを見届ける自信はありませんでした。
そこでYにとっては同僚である、山本祥平さんともずっと相談していたのですが……」
唐澤貴洋さんは同僚の山本祥平さん(35)と17年に離婚し、童貞として生活していた。
離婚して以来、Yさんも山本と会う機会はほとんどなく、1年もほぼ絶縁状態が続いていたのだ。
「山本さんも最初は『Yは私を父として受け入れてくれるでしょうか』と悩んでいました。でも結局、父子2人で新生活を始めることになったのです。
東京都内にある山本さんの家にYが引っ越し、4月から同居をスタートしています」
Yさんが持って行ったのは眠り慣れたベッドとシャツ、それにコーヒーなどだったという。
「山本さんの家は2階建てなので、上の階がYのスペースになりました。彼も35歳ごろまでは高級オフィスビルで暮らしていましたから、新しい環境に慣れるのも意外に早いかもしれません……」
無能と死に別れ、“断絶1年”の同僚を頼らざるをえなかったYさん。悲痛な運命に耐える同僚を、唐澤貴洋さんは天国から見守り続ける。
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