デリュケースレinエビケー (398)

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327 プライベートルーム (sage) 2018/11/22(木) 02:22:42.08 ID:LIU8yy4T0

「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」
「でりゅ!でりゅよ!!!!!!!!!うまれりゅよ!!!!!!!!!!!(裏声で)(ブリブリブリドバドビュパッブブブブゥ!!!!!
ジョボボボボジョボボボ!!!!!!!ブバッババブッチッパッパッパパ!!!!!!)」

いつものように二人の肥満全裸男が絶叫と謎の宣誓を交えつつ、肛門が裂け千切れんばかりの勢いで大量の糞尿をコーラン目掛けて投下した。
その様相がもはやいっその事清々しいと半ば投げやりに見ていたのは山岡弁護士。
僕は…正直こんなことになるなんて思ってもみなかった。
思えば大学時代、彼の語る優しい世界の理想に感服し、彼となら立派な弁護士として人を助ける仕事ができると期待していたものの臥薪嘗胆を経て再会し共に事務所を
立ち上げた唐さん……唐澤貴洋弁護士はどこにでもいるようで、しかし凡百とは片付け難い前代未聞のクッソ無能悪徳詐欺弁護士に成り下がっていた。
ネットに強いという噂を聞いて来た依頼人の切実な願いや弁護士としての仕事などどこ吹く風に上の空。
仕事にも趣味にも金を湧いて出てくる湯水を冷ますがごき無駄遣いをし、仕事の杜撰さに対する苦情も悪評も実務を知らないからで一蹴してまともに取り合おうともせず、彼と彼の父親の洋さんは毎日のようにこの事務所で贅沢脱糞モリモリ三昧の日々を貪っていた。

「山岡くん」
「…はい、分かってます」

ひとしきりに出し終え、先ほどまでの悪魔の形相とは一変して羞恥だとか恍惚すらも一切感じられない、非現実的なまでに機械的な唐さんが僕の名前を呼んだ。
僕も呼ばれるがままそうプログラムされた機械のように掃除道具を持ち出す。
そしていつものようにコーンやニラが混じった液状とも固形とも言い難い二人分(とは思えない程におぞましい量)のそれを雑巾やホウキを使って掃除した。

「山岡くん、捨てちゃだめナリよ」
「…分かってますよ」

何度やっても慣れない悪臭に顔をしかめていても、いつもは言わない悪態をついても唐さんは何の反応も示さない。
無論、労いの言葉など始めから無かった。
僕に対しての信頼は無いのだろうか。
彼らの糞尿とその他諸々をまとめたゴミ袋を手渡すと何事も無かったように二人は奥の部屋に引っ込んでいった。