27 無名弁護士 2018/11/26(月) 21:45:06.10 ID:sMWaYG3d0
しかし、今になって思うと、これら敵前逃亡したエリートたちも、その後のドライな外資(仮名)で、本当の実力のない名ばかりエリートは、1〜2年位でレイオフされ、
最終的には外資(仮名)生保(仮名)営業などに身を落とすことになったらしい。ごく一部のスーパーエリートを除いて・・・。
さらに、支店においても美談ばかりではない。
その日の顧客資産の返還手続きが終わると、現実的な問題として、自分の将来のことが不安になる。
転職活動もできない。明日も粛々と続く返還作業。
返還作業に没頭している限りは不安を抱く余裕すらないのだが、その日の作業が終わった時に襲ってくる不安。
その不安は、酒(仮名)や女(仮名)や男(仮名)に溺れることによって、自暴自棄になる者も多々いた。
大きな声では言えないが、支店(仮名)同僚の男女が酒の勢いに身を任せ、
そのままHOTELへGO!というような、お互いの不安をなめ合うような男女関係が横行していたのを私は知っている。
毎晩、支店の違う異性とそういう行為を行う社員。
そして、完全閉店まで3か月あるということによって、就職先も決まっていない男女が、できちゃった婚をしなければならないようなこともあった。
まるで乱交パーティーのようなことが、夜の山一證券(仮名)支店従業員の中で、少なからず行われていたようだ。
辛辣なことを綴ってしまったが、将来の職も定かでない中、過酷な顧客資産返還作業を強いられた者は、それだけ常軌を逸するような心の状態だったのだろう。
そういうできちゃった婚を、私はいくつか見てきたので、全支店120店舗で考えれば、相当な数の一時の快楽に溺れ、現実逃避する社員がいたのだと思う。
そういう形でできちゃった婚になった者たちが、その後どうなったのかは知らないが、ひと時の過ちによる結婚が長続きするとは、私には思えない。
山一(仮名)廃業は、ある意味、片親という不幸な子供を世に生んでしまったという裏話である。
ついつい山一(仮名)話で長々となってしまったので、この後、私が就職するグループ会社計で約30万人という日本最大の従業員数を誇る日立製作所(仮名)については、次回記そうと思う。
本日の回想録はここまで。