【唐澤貴洋殺す】雑談★149【挫折経験のない、意識高い系の幸せそうな人たち(40)】 (1001)

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111 無名弁護士 (sage) 2018/12/15(土) 03:26:07.40 ID:wlzlq+yV0

第1章
僕が炎上弁護士になぜ、なってしまったのか
プロローグ
100万回の殺害予告が来るまで
――誕生日に突然、見知らぬ人から郵便物が届いた

自宅に届いたレターパック
 私が38回目の誕生日を迎えた2016年1月4日。仕事を終えて、深夜、自宅に戻ると、
見知らぬ人からのレターパックがポストに届いていた。
 差出人の住所も名前も、心当たりがまったくない。それなのに、レターパックには自宅の住所と私の名前が書いてある。
 私は瞬時に嫌な予感がして、悪寒がした。
 その場でレターパックを開けて見てみるとA4判5枚ほどの小説のようなものが


入っていた。気味が悪すぎて内容はよく読まなかったが、おどろおどろしい幽霊のような字体のフォントで
書かれたものを見て、「やっぱり......」と目の前が真っ暗になった。
 「ついに自宅まで特定されてしまったか」と絶望して、その場に立ち尽くした。

 詳しくは後述するが、これまでも、私は数多くのプライバシー侵害を受けてきた。
インターネット上での私への誹謗中傷は、2012年から現在に至るまで、ずっと続いている。
 インターネットの検索エンジンで、私の名前「唐澤貴洋」を検索すると、とてつもない量の書き込みが出てくる。
その多くは掲示板やSNSで私をネタとしてからかい、揶揄して、勝手にねつ造されたものばかりである、

 最初は誹謗中傷程度であったものが、それだけにとどまらず、私への殺害予告、私の弁護士事務所への爆破予告と
書き込みの内容もエスカレートしていった、そして、事務所のある建物に侵入した動画をネットで公開する、
事務所の入り口に


私を中傷した落書きを残す。カミソリ入りの手紙を送ってくるなど、悪質なイタズラによる実害もこうむっている。
あるときは、私の後ろ姿を撮影した写真までがネットに公開されることも......。

弁護士という仕事の特性上、事務所の所在地を公開するのはやむを得ないこと。実害に対して嫌悪感や恐怖心は抱きつつも、
ネットでの言動がエスカレートしている状況を鑑みると、事務所への実害は想定の範囲内ではあった。
しかし、ついに自宅まで突きとめられたとなると、身の危険を一層感じざるを得なかった。

不安と恐怖に駆られながら、パソコンを開いて、インターネットを確認した。すると、私について書かれている
掲示板の中で、やはり私が住んでいる自宅のマンション名が明記されていた。
 レターパックの宛先を再度確認すると、部屋番号までは記載されていない。
 つまり、レターパックの送り主は部屋番号までは特定できなかったということだ。ただ郵便局員が気を利かせて、
親切心でレターパックを私の自宅ポストに投函して


くれたのだろう。
 しかし、配達記録が残るレターパックを私が受け取ったことで、配達完了が送り主に伝わってしまったことになる。
いずれ不審者が私の自宅マンションに来て、事務所と同様に不法侵入やイタズラをするのは間違いない。
 「このマンションにはもういられない」
 そう思うと、心臓の鼓動が早くなった。
 すぐに私は家を出る決心をした。
 同じマンションの住人や、お世話になっている管理人に迷惑をかけるわけにはいかない。
 私の居場所がバレているのであれば、当然、自分も危険な目に遭うかもしれない。このままでは安眠もできない。
もうここでは平穏な日常が送れない。そう判断して、私は外に室内の光が漏れないよう、暗い部屋の中で日常生活に
必要な最小限の荷物を、トランクひとつに詰めて、深夜に部屋を出た。