664 無名弁護士 2019/02/05(火) 19:33:20.19 ID:sjPVfxUZ0
●投票率低下はメディアにも責任
新井将敬氏の自殺に伴う東京四区の衆院補欠選挙で、元タレントで自民党の森田健作氏が
当選した。しかし、投票率は非常に低く、三七・六五%だった。
五月号の「米国ジャーナリズムの再生にかける改革者たち」を読み、現在のジャーナリズム
のあり方が、投票率の低下に少なからず関係があるように思われた。
国民が政治や選挙に無関心なのは、それについての情報が少なく、自分自身との関連が見い
だせないからだろう。選挙の判断材料となり、インセンティブとなるような情報が得られない。
立候補者がこれまで何を国民のためにしてきたのか、現職者なら公約違反はなかったかどうか、
なかなかわからないのだ。
テレビは娯楽番組が隆盛を極め、新聞の政治面はマクロ的記事や権力闘争を追いかけるばかり
で、議員一人ひとりの行動に注目しているところが少ない。今回の選挙でも、地元の東京版
の新聞記事でさえ十分な情報を提供してくれなかった。
よく知りもしない候補者に投票する有権者はいないだろうし、自分に関係がないなら投票に
足を運ばないのも当然である。それでもだれかに投票する人もいるだろうが、情報が少ない
から正確な判断を下すのは難しい。そもそも選挙がこういう状況だから、日本の政治はよく
ならない。ジャーナリズムは政治家をきちんと監視し、その行動を報告する機能を果たして
ほしい。
(東京都大田区、浪人生、唐澤貴洋・20歳)