【雑談】千葉県松戸市緑化委員会綜合スレ【長谷川亮太】 (1000)

←← 掲示板一覧に戻る ← スレッド一覧に戻る

918 名無しさん 2013/06/18(火) 16:04:27 ID:xPjCFrjo

おしゃぶりを中々手放さなかった当職のために、父は自らの飴を毎日与えてくれた。
歯を立てぬよう気をつけながら口の中で膨らませていると、中からとろけたミルク飴が溢れ出てくる。
それを1滴残らず味わいつくすと、父は当職の頭を撫で、仕事へと戻っていく。
おしゃぶりの必要がなくなってからは、当職から「おやつ」をせがむようになった。


30年近くの月日が経ち、父は飴を作れなくなった。
それでも時折、当職は昼下がりの事務所で おやつが食べたい、と父に言う。
あのミルク飴をもう一度味わうため、父に頭を撫でてもらうため、当職は衰えた飴を舐め続けるのだ。