世界史学習スレinイヒケー (967)

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2 ゆげ塾 ◆2Vesh.FSeQ 2020/12/06(日) 14:31:39 ID:lCKh3UEU

イギリス料理はなぜ不味いのか?
イギリスの料理は美味しくないことで有名である、隣の国であるフランスの料理が
美食の代名詞であるのを考えるとなぜ不味いのか不思議に思ってしまう
ではなぜイギリスの料理が不味いのか私の考えを書いていく
そもそもイギリスの国土はは美味しい料理を発達させる上で致命的な欠点がある
土地が豊かでないことだ、イギリスを始めとした北ヨーロッパは氷河期に氷河で覆われていたため
大地がその時に削られ貧しい土地であるこんな土地では美味しい料理はなかなか生まれない
実際氷河で覆われなかったフランスやイタリアやスペインといった国の料理は
馴染みがあるがドイツ料理はあまり思いつかないしノルウェー料理やスウェーデン料理
に至っては知っている人のほうが稀であろう
ここで先に挙げた料理が美味しい国と不味い国にはもう一つ差があることに気づいた人もいるだろう、それは宗派の違いだ
イギリスを含めた北ヨーロッパはプロテスタントでフランス等の南欧はカトリックである
プロテスタントはカトリックに対抗して作ったこともあって清貧を重んじる傾向があり
当然豪華な料理も嫌われ、故にあまり美食が発達しない
しかしこれらだけだとイギリスだけでなくドイツやノルウェーの料理も不味い料理の代名詞になってないとおかしい、一体何がイギリス料理をさらに不味くしたのか?
それはフランスとの敵対と産業革命があったからだ
かつて上流階級のイギリス料理はフランス料理をもとにしたものであった
ところがイギリスとフランスの関係が悪化するとフランス料理の要素が嫌われるようになり
ナポレオン戦争で本格的に命の危機を感じる様になると徹底的に排除されてしまうようになった
こうしてイギリスの上流階級の料理は衰退したのであった
上流ではない者たちの料理を衰退させたのは産業革命である
産業革命の進展によって都市に労働者が移住すると地方の伝統料理は衰退していった
それに加えて児童労働が広く行われたため家庭の味を受け継ぐこともなくなり
水質汚染や厳しい労働条件で食事をすることがなくなってしまうと
美味しい料理を求めることさえなくなってしまった
こうしてイギリスの料理衰退していきは不味い料理の代名詞となったのだ