279 ムジャーヒド聖戦士 2016/02/22(月) 22:21:40 ID:zGdKnGDM0
中国政府系メディア、唐澤心経に苦言
日本の一部ネットユーザーの間で使われている「偽中国語」について
複数の中国メディアが台湾メディアを引用して「流行している」、「中国でも話題に」と報じたことについて、
中国政府・国務院直系のメディアである中国網は20日「子どもの遊びに過ぎない」と至って真面目に批評する記事を掲載した。
記事は、中国語(漢語)の世界は深く、文字が持つ含蓄が豊かであるゆえ、
その一部の一言二言で理解しようとするのは「いささか軽率」であるうえ、
「他人の長所を学べないばかりか、自身の特徴まで失うことになる」と説明した。
そして、日本人が日本語を端折ってぎこちない「漢字言語」にしたうえで会話するというのは
「単に目新しさや好奇心によるものではないのか」と疑問を提起。
さらに、中国人がこれらの漢字の羅列で大まかな意味を当てようとすることに「何の意味があるのか。笑い話が増えるだけだ」と断じた。
さらに、「文化間の交流はとても厳粛なもの。一部の社会現象で騒ぎ立てるのは、文化自身に対するリスペクト不足である」とし、
「偽中国語」には「正統なものを推進して広めるための役割はなにもな」く、
「意味を当てるのは暇つぶしにはなるが、民間交流を促すという状態からは甚だ遠いのである」と論じた。
確かに「日中民間交流の新たな局面を切り開いた」という表現はオーバーではあるが、
「なにもそこまで真面目に批評しなくても」という印象も否めない。
そこには漢字言語や中国語発祥の地としてのプライドがあるのだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
http://news.searchina.net/id/1603009?page=1
既報
日本のネット上で広がる「偽中国語」が、日中友好の新局面を切り開く? 中国メディアが紹介
「私日本人」、「現在御飯食」……日本語の平仮名を抜いて漢字だけにして「中国語できるんだぜ」などとふざけた経験はないだろうか。
中国メディア・環球時報は20日、日本のネット上で近ごろ、
このような「偽中国語」が話題になっているとする台湾・中央社の19日付報道を伝えた。
記事は、通常漢字とひらがな、カタカナのミックスで表記される日本語からひらがなとカタカナを取っ払い、
漢字だけを残したまるで中国語のような「偽中国語」を、日本のネットユーザーが発明したと紹介。
すでに2009年ごろから「偽中国語」は出現しており、日本のネット上には「偽中国語」のテキストや、
「偽中国語研究会」まで存在すると説明したうえで、「大変感謝」、「全然問題無」、「意味理解不可能」などの例を示した。
また、「偽中国語」は全く中国語が分からない日本のネットユーザーの間で流行しているほか、
「中国ネットユーザーも大体の意味の見当がつくことから、中国でも話題になっている」とし、
中央社が「図らずも日中民間交流の新たな局面を切り開いた」とまで評したことを伝えている。
中国語を習得した者に言わせると、「中国のネットユーザーも大体の意味を理解できる」との紹介には大いに疑問が残る。
もちろんなかにはちゃんと通じたり、言わんとしていることを理解できるものもたくさんある。
しかし、それ以上に全く伝わらない、誤って伝わる可能性のほうが高い。
真面目に分析すれば、文法構造の根本的な違いと、使われる単語の違いという壁が立ちはだかるのだ。
もし「偽中国語」で日中間の意思疎通が十分に可能であるなら、とっくに学問として研究が進んでいることだろう。
そもそも、「偽中国語」は中国人とコミュニケーションを取るためではなく、
漢字だらけにすることで中国語っぽさを楽しむ「ネタ」的要素のほうが強いように思える。
中国語っぽさを楽しむ一方で、時々正しく中国人に伝わる「ミラクル」を楽しむのである。
「偽中国語」と言えば、タレント・タモリ氏の出世作と言える「インチキ中国語芸」を思い浮かべる人も多いはず。
全くでたらめなタモリ氏の「偽中国語」比べれば、話題となっている「偽中国語」は通じる可能性があるが、
やはり基本は同じ「ネタ」として捉えるべきものなのだ。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
http://m.news.searchina.net/id/1602934