124 塘懌䝿拝 2013/08/22(木) 18:10:05 ID:6IhHkee.
(2)被告Y1は,これらのメイト,SMC投資クラブ,被告SMC,被告H&S及び被告HICを実質的に支配し,多数の外務員を雇い入れて,名簿業者から購入した名簿を利用して,電話で未公開株式の勧誘を行わせ,顧客に上場予定時期や幹事証券会社を偽った情報を提供して,ブローカーから仕入れた未公開株式を高額の譲渡価格で売却し,利益を得ていた。
被告Y3は,被告Y1から信頼を受けて,上記メイト,SMC投資クラブ,被告SMC及び被告H&Sの未公開株式の勧誘、売買の営業全般を統括し,外務員を指導監督し,顧客に上場予定時期等を偽った虚偽の情報を提供させるなどしていた。
被告Y2は,当初は,メイト,SMC投資クラブで外務員として未公開株式の勧誘,販売に従事していたが,平成16年5月ころからは,被告Y1の信頼を受け,管理部門の幹部として,株券の入出券,在庫の管理,預り証の送付等の株券の管理業務及び外務員らに対する歩合伝票の作成,支払決済等の歩合給支給の管理業務を行うようになり,同年12月ころからは,被告HICで販売する未公開株式についても,株券の管理等を行っていた。また,被告Y2は,同年秋ころからは,被告Y1に代わって被告H&S及び被告HICのために未公開株式の仕入れを行うなどしていた。
(3)原告番号1,5,13,14,19,20,22及び24の各第1事件原告らは,被告HICの外務員から,原告番号2,4,10,11,12,15,21,23及び25の各第1事件原告らは,被告SMCの外務員から,原告番号6及び17の各第1事件原告らは,被告H&Sの外務員から,原告番号3,16及び18の各第1事件原告らは,被告SMC及び被告H&Sの外務員から,原告番号7の第1事件原告X7は,メイトの外務員から,原告番号8及び9の各第1事件原告らは,メイト及び被告SMCの外務員から,それぞれ電話によって勧誘を受け,上場の予定がない未公開株式について近く上場される予定であり,上場された場合には値上がりする旨の虚偽の説明を受けて,上場時期等の内容虚偽の情報の提供を受け,その旨誤信して,それぞれ別紙2の「購入数」欄記載の数量の「銘柄」欄記載の株式を「購入金額」欄記載の額で購入した(ただし,株式の購入に当たっては,既に購入した未公開株式について,それを購入価格で,他の株式の購入資金に充てた場合もある。)。なお,原告番号1の第1事件原告X1は,日本ファースト証券株式会社の株式7株を420万円で購入した旨主張するが,6株を360万円で購入した証拠(甲B1の33の3及び4)はあるものの,それを超えて購入したことを認めるに足りる証拠はない。また,原告番号22の第1事件原告X22が購入したのは,大塚製薬株式会社の株式ではなく,大塚化学ホールディングス株式会社の株式である。
そして,第1事件原告らは,その後,購入した未公開株式の交付を受けたが(ただし,上記のとおり,既に購入した未公開株式を他の未公開株式の購入資金に充てたものを除く。),株式会社イーバンク銀行のみは,株券預かり証の交付を受けたのみで,実際には株券の交付を受けなかった。第1事件原告らが購入した未公開株式のうち,アース製薬株式会社の株式のみが,上場されたが,その余の株式は,上場される予定はなく,未だ上場されていない。