157 - 恒心綜合大学附属高等学校よりお知らせですを (sage) 2015/08/18(火) 23:10:27 ID:dFsn1f/s0
SCP-3856 かつて破滅をもたらした兎
Object:Keter
取扱方:SCP-3856はその現実改変特性により、大部分の存在が謎に包まれています。一日1回一人のエージェントが町田市の[データ削除]に向かうことが
SCP-3856の安全な収容方法だとされています。なぜ、この方法が収容に有効なのかは分かっていません。
概要:SCP-3856とは、自身の特性によりその存在や詳細を隠すSCPです。SCP-3856について分かっている情報は、SCP-3856が兎であること、SCP-3856の居場所、SCP-3856の収容方法
の3つのみです。これ以上の情報はO5クラスも分かっていません。SCP-3856の行動を我々が認知できない点
SCP-3856から与えられた手紙による情報からSCP-3856がKeterクラスに格付けられています。
●SCP-3856による手紙(セキュリティクリアランス5以上のみ閲覧可:閲覧ときには致死性のミームウィルスが投与されます)
私は諸君に失望している。諸君の未熟さゆえではない、諸君が世界に対する認識について失望したのだ。かつて私はお前たち財団と戦いを繰り広げた
ただ危険な存在がある、それを確保収容保護という諸君のくだらない野心のため私を無力化しようと考えたのだ、私は諸君らと戦う気にはなれなかった。ただ遊びのつもりだったのだ
その戦いは何日にも何十日にもおよび、莫大な資源と命が消えて行った。諸君はよく戦った、しかし私の力が上回った。私がいけなかったのだろう、その時の私は暴走し諸君らちっぽけな財団を
破壊しようと考えたのだ。しかしその時のO5は…あの忌々しいO5は[データ削除]したのだ。それは…私を確かに封印した、いや私がこの世界に干渉できなくさせたのだ。私はこの世界つまり財団に手を出すことはできなくなった。
そして諸君らはわずかな手がかりを残して私の存在を認識できなくなった。この手紙はその唯一といってもいい戦いの末路を記録した例外だろう。
しかし諸君らの[データ削除]は…つまりその副作用によりかつての諸君らの世界らを消し去ったのだ。SCP-2000だったか、財団は人類が滅亡しても世界を再構築する切り札を持っていた…
私は諸君らの策を批判したい、いやここでそれをしても無駄だろう。しかしかつての戦敵として忠告したいのだ。君たちはまた新しい敵を収容しようとしている。つまりSCP-402・・・いや、君たちはもう分かっているだろう
あの存在は私よりもさらに上位の存在だ、しかし君たちの[データ削除]は確かに奴をも駆逐するだろう。しかしその副作用も莫大なものだ、君たちの世界と相打ちになっても足りないかもしれない。
どうか心あるものならば思いとどまってほしいのだ
セカイのアカウントは一つしかないと。
~記述終了~