SCP路線保管庫 (298)

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182 - 恒心綜合大学附属高等学校よりお知らせですを (sage) 2015/08/18(火) 23:35:46 ID:dFsn1f/s0

補遺C:インタビュー記録035-???
以下はSCP-035収容時に通信用コンピュータによるビデオ電話により行われました。
対象者:SCP-035
質問者:吉坂博士

吉坂博士:こんにちは、SCP-035

035:こんにちは、吉坂博士。番号で呼ばれるのは慣れませんね。

吉坂博士:では、インタビューを始めましょう。まず、あの日のことについて教えていただけませんか?

035:はい。あの日、まだレセプションまで時間があったので会場の[データ削除]周辺を散歩していました。
そして、一旦会場まで戻ろうと思った時、黒服を着た集団に「あなたはVolga博士ですか?」と聞かれたのでそうだと言ったや否や、彼らの車に押しこまれてしまった...

吉坂博士:その後どこへ連れて行かれたのですか?

035:残念ながら車に押し込まれた後のことはなにも覚えていません。

吉坂博士:それでは、次に思い出せることは?

035:次に覚えているのは...そうだ、手術台のようなものの上に寝かされて、よくわからない人型物体数体に覗きこまれた。そいつらはこう言っていた「爆発は今夜7時だな。」「ああ、日本を代表する学者たちが吹っ飛び、そしてこの博士が爆弾をバラまく人間ロボットになるってわけだ!」というようなことを。

吉坂博士:その人型物体について詳しく。

035:そいつは、全身真っ赤で、緑色の一つ目で手足は触手のようで、おそらく体長は2m以上だったように思います。

吉坂博士:そして、その後どうなったのですか?

035:気づいたら、会場前に私は立っていました。腕時計を見るともう時間だったのでそのままレセプションの会場に行きました。
そして、レセプションの真っ最中の...7時ごろだったと思います...とつぜん周りが白くなり、私は何が何だか分からなくなりました。そして、気がついたら、辺りは、地獄と化していました...

吉坂博士:あなたは発見されたとき無傷だったそうですが、そのことについては?

035:爆発したときも、まったく痛みはありませんでした。なぜ無傷なのかはよく分かりません。

吉坂博士:分かりました。

035:そして、救助された後、私は貴方方から会場周辺で生物が爆発したと言うことを聞きました。ああ、私はヤツらの言う通り人間爆弾になってしまったのだと!

(ここで035は泣き叫び、崩れ落ちる)
<インタビューログ終了>


補遺D:爆破事故の数週間後、会場周辺にてAM10:00(GMT)を過ぎても爆発しない爆弾を埋め込まれたSCP-035-A個体が発見されました。対象は即座に終了されました。