SCP路線保管庫 (298)

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53 - 恒心綜合大学附属高等学校よりお知らせですを (sage) 2015/05/29(金) 20:14:58 ID:z.dHgfCY0

SCP-4896-EX ピーマンはせがわ

このアーカイブ情報は参照専用です。
現在、SCP-4896-EXに対しての封じ込め手段は講じられておりません。

Object Class:Keter

特別収容プロトコル
その極端な封じ込めの難しさから、SCP-4896はKeterに分類されました。実際の所、もはや封じ込めることはできないでしょう。
SCP-4896に感染した人は検閲後クラスFの記憶処理が行われます。財団職員がSCP-4896に感染した人や物品に接触することは、Fクラスの記憶処理に関わる医療スタッフを除きどんな状況であろうと許可されません。

説明
SCP-4896-1は緑色の肌をしたアジア系の男性の人型SCPでその頭蓋骨は酷く歪み瞳孔は大きく開いています。その姿からは野菜のピーマンを彷彿とさせます。
この他同じ緑の肌で四ツ目のアジア系女性のピーマンようせい(SCP-4896-2)やSCP-4896-2を顔をした緑色に変色した腐乱死体のピーマン姉さん(SCP-4896-3)をはじめ多くの亜種が確認されています。
SCP-4896らは老若男女問わずピーマン及びそれのピーマンを使用したを残した人の目の前に現れる形で感染しピーマンの食用を強制してきます。
ピーマンを好む人及び大人しくピーマンを食べる人には友好的ですがピーマンを拒絶した場合は「残すんじゃねーぞクソガキ」と言葉を発し増殖を繰り返し相手を精神的に追い詰め、最終的に発狂、鬱病や統合失調症の発症を引き起こしていきます。
SCP-4896は現在未収容であり、理論的にも封じ込め不可能です。また殺害・破壊も不可能です。この現象は2013年から、特定の宗教団体の工作活動の副産物として発生しましたが、その影響は教団周辺のみに限定され、拡散することはありませんでした。
記録によると、SCP-4896の症状が人の前に現れたのは、[編集済]の開発によってと考えられます。今日我々が知るSCP-4896が出現したのは、おそらく2014年10月前後の��������������������の「ピーマン嫌い」の発言によってと思われます。

補遺 
O-5権限によってのみ閲覧可能

諸君、我々は失敗した。SCP-4896の影響はあまりにも広く拡散し、ありふれたものになってしまった。みなピーマンや苦い野菜の食用を強制させられ、人々の味蕾は等しく汚された。SCP-4896は全てのピーマン嫌いに恐怖心をもたらし、我々は覆い尽くされた。
我々の"感染"に対抗する試みは失敗した。我々は被験体に対してネット世界だけの存在に思わせることに成功したが、その作用は彼らを無口にしてしまうようだ。その上、今しがた使者がオフィスに到着し、我々のささやかな試みが収容違反を起こしたことを伝えてくれた。未来のエージェントはその性質から、これをSCPオブジェクトとして扱わなくてはならないかもしれないな。
我々にはたった一つの選択肢が残されたのだ、諸君。私は財団の最終フェイルセーフ手段、ピーマン・プロトコルを実行する。
このメッセージが、受領を許可された君達に届いたことが確認され次第、世界中の財団が総力を挙げ、微細な記憶喪失を引き起こす化合物ENUI-5を大量散布する。世界中のこのような恐怖を味わうべきでない男女が、立ち止まり、困惑し、自らの食生活に戻るだろう、この現象が常に存在していたと確信し、何を強制させられたかを決して知らないまま。ただ一つ、SCP-4896の影響を受けていないTwitterのアカウントとピーマンの料理のみが真実を伝えていくことだろう。私は残念でならない、諸君。本当に残念だよ。
これはやり遂げられねばならない。

― O5-11

確保。収容。保護。
残すんじゃねーぞ糞ガキ共。

元ネタ Twitterのピーマンはせがわ、SCP-8900-EX