291 エッヂの名無し (L20 lY5d-60Vw) 2025/06/11(水) 12:16:01.301 ID:ug9SPMF08
マックイーンがいる限り、ライアンは勝てないのではないか。当時、筆者が通ったウインズ後楽園には、そんなムードが充満した。
しかし、諦めていない男がいた。当時23歳、メジロライアンの主戦・横山典弘である。
だが、いつもと同じ騎乗では勝てないことも理解していた。迎えた宝塚記念。横山典は1番枠からスタートを決めたメジロライアンを4番手へと誘導した。序盤に好位にいるのは3歳初戦のジュニアC(1着)以来だった。
そして勝負どころで大胆な策に出る。3角の坂の頂上から動き、坂の下りを利用してスパートした。4角先頭。しかも手応えは抜群だ。一方、メジロマックイーンは4番手の外。武豊騎手は早々とムチを飛ばしていた。
グッと前に出るメジロライアン。メジロマックイーンにもようやくエンジンが掛かった。だが、時すでに遅し。残り150メートルで一気に引き離したメジロライアン。メジロマックイーンの強襲を1馬身半差、防ぎ切り、待望だった初G1制覇のゴールへと飛び込んだ。
ついにつかんだG1。だが、横山典は冷静だった。ウイニングランの最後に馬を止め、9万5000人が詰めかけたスタンドに向かい、ヘルメットを脱いで深々と頭を下げた。それまで見たことのない、荘厳で美しい風景だった。
「この喜びをライアンにも味わわせてあげたかった。頭のいい馬なので理解したと思います」。そして、こう続けた。「今日は今までで一番、具合が良さそうだった。引っ張りきれない気合だったので早めに仕掛けた。本当にライアンは凄い馬ですよ」
メジロライアンで臨むダービーの前。横山典は「僕の馬が一番強い」と話した。その思いは惜敗を重ねても、決して揺らぐことはなかった。
https://news.yahoo.co.jp/articles/19a04c525804621dc5d17f9da0f8ef5c49ba1762
このあたりで結構信者生み出してそう