●石橋守を守る会 (1000)

←← 掲示板一覧に戻る ← スレッド一覧に戻る

389 エッヂの名無し (L20 w5RD-6XVw) 2025/06/16(月) 14:58:29.216 ID:HBuvkqWr1

勝つことが存在意義ともいえる競馬界にあって、負けた馬がたたえられる。そのことへの賛否があったのは事実でも、橋口さんはブームを仕掛けたことを後悔していない。「高知競馬が生き残ることがすべてで、僕はそのために行動した。そこを批判するのは、『黙って潰れてください』と同義だから」。すべては高知競馬あってこそなのだ。
ただ、唯一心にひっかかっていたのは武騎手への負い目。それが消えたのは、あのレースから約10年後のことだった。
「豊さん、あの時は何もメリットがないのに乗っていただいて、本当にありがとうございました」。高知競馬のイベントで再会した武騎手に、おわびも込めてそう伝えた。すると、武騎手は急に居住まいを正し、「僕が乗ることで競馬に興味がない人たちが競馬に目を向けた。これは僕にとってもすごくありがたいことなんです」と言ってくれた。
ハルウララが去った後の高知競馬は再び存亡の危機に直面したが、ブームの効果で生まれた剰余金などで急場をしのぐと、09年にナイター開催に打って出た。すると、馬券のネット販売が普及したこともあって収支は好転。昨年度は約999億円の売上高を記録し、2年連続で過去最高を更新した。
ハルウララは今年2月で29歳になった。人間なら80歳を優に超えるとされる。朝ごはんを食べて、ひなたぼっこして、お昼を食べたら昼寝して。マーサファームで過ごす余生は悠々自適そのものだ。勝利実績のある馬も、引退後は乗馬や繁殖馬などに転じることが多く、ハルウララのような余生を送るケースは一部にすぎない。「ウララはある意味、勝ち組ですよ」。そう笑う宮原さんの横を、ハルウララがのんびりと歩いていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/ef085fc95dd99c94ad4d62fe60ec60eb97ec369b

サンキュー武