29 エッヂの名無し 2025/06/18(水) 02:38:34.222 ID:lpyG62X0A
ビッグバンという名は「バカにされた」結果付いた名前だった
今現在、最も有力で有名な宇宙誕生の説は、ロシア出身のアメリカの理論物理学者ジョージ・ガモフ博士(1904年3月4日-1968年8月19日)によって提唱されたビックバン説です。
ビッグバンとは宇宙誕生を引き起こした大爆発のことです。宇宙は初期の頃には大変な高温・高密度のちっちゃな状態であったものが、この大爆発から膨張していくにつれて次第に冷え、今のようになっていったと考えられています。これは当時、「火の玉理論」と言われていました。
て、宇宙は大爆発などで始まったのではなく、宇宙の大きさは未来永劫ずーーっと不変であるとする「定常宇宙論」を唱える学者も多くいました。その論を唱えていたイギリスの天文学者フレッド・ホイル博士(1915年6月24日-2001年8月20日)は、ある日出演したBBCのラジオ番組の中で、
「宇宙の始まりには、どでかい爆発(ビッグバン)があったそうだ」
と「火の玉理論」と呼ばれていた説について若干揶揄した発言をし、それがそのまま定着して今に至っています。どこがどう揶揄なのかわかりますか?
ビッグバンの「バン」は爆発時の「バーンッ」という爆発音を意味するのですが、そもそも宇宙は真空であるので、そんな音はするわけがありません。ええ、ええ、ビックバンという名前は名が体を表していないのです。
そして後日、敵であるサー・フレッド・ホイル博士が付けた名前なんて使いたくない! 前述のように、真空の宇宙では「バン」なんて爆発音もないしぃ〜という火の玉理論派の研究者たちが、ビックバンに代わる名前を募集する名付けコンクールを開催し、14,000を超える応募があったそうなのですが、ビックバンを超える名前はなくそのまま定着してしまいました。
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