アイス業界、『こいつ』が超えられない (950)

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322 エッヂの名無し 2025/06/24(火) 00:12:50.223 ID:7BSdVxx/r

「アイスクリーム類」の4つの分類

日本では、食品衛生法にもとづいて、アイスクリームのような冷たいお菓子は「乳固形分」と「乳脂肪分」の量によって、以下の4種類に厳密に分けられています。

種類別 乳固形分 うち乳脂肪分 特徴と味わい 代表的な商品例
アイスクリーム 15.0%以上 8.0%以上 **乳成分が最も多く、濃厚でコクがある。**ミルクの風味が豊か。 ハーゲンダッツ、レディーボーデン、牧場しぼり など
アイスミルク 10.0%以上 3.0%以上 アイスクリームよりはあっさりしているが、ミルク感はしっかり。植物油脂が使われることもある。 PARM(パルム)、MOW(モウ)、爽(※)、雪見だいふく など
ラクトアイス 3.0%以上 規定なし 乳固形分が少なく、さっぱりとした味わい。乳脂肪の代わりに植物油脂でコクやなめらかさを補っていることが多い。 スーパーカップ、爽(※)、チョコモナカジャンボ など
氷菓(ひょうか) 上記以外 上記以外 乳固形分がほとんどないもの。果汁などを凍らせたシャーベットやかき氷など。 ガリガリ君、ICEBOX、あずきバー、サクレモン など

※「爽」はバニラ味がラクトアイス、抹茶味がアイスミルクなど、フレーバーによって種類が違うことがあります。




なぜラクトアイスが存在するの?

ラクトアイスの大きなメリットは、味わいの自由度と価格にあります。

味わいの自由度: 乳脂肪が少ないため、チョコレートやフルーツなどの風味をストレートに表現しやすいです。さっぱりとした後味に仕上げることもできます。

価格: 高価な乳脂肪の代わりに比較的安価な植物油脂を使えるため、製品価格を抑えることができます。大容量のカップアイスがお手頃な価格で手に入るのは、このためです。



違いは? → 乳成分(特に乳脂肪)の量です。アイスクリームが最も多く、濃厚。ラクトアイスは少なく、さっぱりしています。

ラクトアイスはアイスじゃない? → 法律上は「アイスクリーム」ではないですが、「アイスクリーム類」という広い意味ではアイスの仲間です。