4 エッヂの名無し 2025/07/08(火) 06:13:51.969 ID:q.N3gYNIU
宮城県登米市登米町(とめしとよままち)に伝わる。
万治元年(一六五八)横山外記の子が、城で勤めを終えた帰り道に大橋を渡ろうとすると、橋の下に白いけつを出している怪物がいて、大声を上げて迫ってきた。驚いたが、そこは武士の子、すぐに刀を抜いてこれを切った。
しかしよくよく見ると、それは怪物ではなくて人であった。すぐさま家に馳せもどって父に告げ、外記はただちに城にいって報告し、検死の調査を願い出た。検死の結果、この者は岸波太郎左衛門の下僕であった。この者、妖怪のまねごとをして人を驚かすことが好きな変態者で、この日もだれかを驚かそうと仕組んだようだった。
この一件の解決に家老たちの意見はまとまらず、 飛脚をもって仙台へ伺いを立てた。しかし、その返事がまだ届かないうちに、怪物は主人の命で切腹をしたということになった。
以来、大手の白けつの話となった。