4 エッヂの名無し 2025/08/14(木) 17:06:04.875 ID:TbikkXfHq
やがて、軍のトラックと装甲車が姿を現した。喇叭が鳴り響き、「反逆者どもに死を!」と叫ぶ声が聞こえた。だが、俺たちの怒りはそんな脅しを飲み込んでいた。最初の銃声が響き、手榴弾が爆発。装甲車が炎に包まれ、兵士たちが悲鳴を上げて倒れていく。俺は小銃を撃ち続け、三吉が横で火炎瓶を投げた。血と火薬の匂いが辺りを満たし、戦いは混沌と化した。
戦いの最中、俺は気づいた。民衆の中から新しい声が上がり始めていた。「天皇なんかいらねえ!俺たちで国を作るんだ!」誰かが叫び、それが波のように広がった。飢えと絶望の中で、俺たちはただ支配を壊しただけじゃなく、新しい何かを生み出そうとしていたのかもしれない。
軍の残党は数を減らし、やがて撤退を始めた。俺たちは追わなかった。力尽きた体で焼け跡に座り込み、空を見上げた。灰色の雲の向こうに、かすかに太陽の光が差し込んでいた。戦争はまだ終わらない。だが、その日、俺たちは自由と希望の種を蒔いたんだ。
次に何が来るのか、俺にはわからなかった。だけど、母親に飯を食わせてやれる日が来るなら、それでいい。そう思って、俺は立ち上がった。仲間たちもまた、武器を手に新たな一歩を踏み出した。