【日テレ】金曜ロードショー「火垂るの墓」★2 (1000)

←← 掲示板一覧に戻る ← スレッド一覧に戻る

354 エッヂの名無し 2025/08/15(金) 21:10:04.238 ID:86CgAQgoD

ちなみに作者のリアルは

「自分は、火垂るの墓の清太のようないい兄では無かった。・・・恵子には暴力を振るったり、食べ物を奪ったり・・・」

「泣き止ませるために頭を叩いて脳震盪を起こさせたこともあった」

野坂昭如「私の小説から 火垂るの墓」(朝日新聞 1969年2月27日号に掲載)
野坂昭如「プレイボーイの子守唄」(婦人公論 1967年3月号に掲載)

戦後の食糧難の時代だったので、2人満足に食べ物を得ることはできませんでした。
14才の少年は生きる為に、1才の妹には少しの食料を与え、自分の分を確保していたといいます。

例えば、雑炊・おかゆを焚いた時、自分は鍋の底からスプーンですくって米粒を取り、妹には上澄み液をすくって飲ませていたと告白しています。

今で言うと、おも湯なので、1才少しの赤ちゃんにはあり得る話ですが、時代を考えると量が絶対的に少なかったと想像出来ます。

また、衰弱していく妹を尻目に自分だけ食べ、最後には妹の太ももにさえ食欲を感じたと「わが桎梏の碑」で告白しています。

また、恵子のための粉ミルクも空腹に耐えきれずに飲んでしまったそうです。

その時代は日本中似た様な有様でしたが、野坂氏は後々までそれを悔やんでいたといいます。
小説を発表した後も、主人公の兄を実際と違う妹思いの兄にしてしまったことも、加えて2重の苦しみだったと回想しています。